旭川市立近文第一小学校

旭川市東鷹栖3線10号にある近文第一小学校。
今年で開校117年目を迎える伝統ある学校です。
子供達は本当に明るく元気で子供らしい爽やかな笑顔をしています。
近文第一小の毎日の様子を御紹介します。

 

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4代目の校舎

近文第一小は東鷹栖にあります。東鷹栖なのに、どうして近文なのと疑問に思う人が多いのですが、昔は石狩川以北、神居古潭から比布まで近文と呼ばれていたそうです。
明治30年に近文地区で最初に設置されたため「頭号校」として、「近文第一」と名付けられました。最初は2線5号にありましたが、その後2線6号、次が1線9号、そして4代目の校舎がここになります。
初めから4代目の校舎まで、全部場所が違うというのはとても珍しいのではないでしょうか。
取材した日は、グランドで一年生が運動会の練習をしていました。まだ入学して一か月位しかたっていないのに、先生の号令でビシッと整列。そして本当に楽しそう。
近文第一小は先生達も素晴らしい。教室はもちろん、廊下もグランドも、伸び伸びした子供達の明るい笑顔で満ちています。
そして、見晴らしも最高。グランドに立つと、サンタプレゼントパークや比布スキー場が見えて、思わず深呼吸をしたくなってしまいます。

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地域との連携も「ともに歩む」という考えで、とても協力的です。5年生は、学校の横にある田んぼで、米作りの体験をしています。指導はお世話になっている池田さん。田植え、稲刈り、そしてはさ掛けを行いました。収穫したお米は、池田さんを招待しておにぎりにしておいしくいただきました。今年も豊作になるでしょうか。
地域の方とのふれあいは他にもあります。東鷹栖百寿大学、しののめ百寿大学の皆さんに来ていただいて昔の遊びを一緒にする「昔探検塾」。低学年はけん玉、ビー玉、あやとりなど7種類の遊びを順番に行いました。
昨年は一日参観日だったので、保護者の方々も一緒に遊んで、とても盛り上がりました。中学年は「作って遊ぶ」で、一人一つの遊び道具を作りました。吹き矢、指あみ、わりばし鉄砲、風車が次々と完成。全員で楽しみました。

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活発なPTA活動

近文第一小は、PTA活動が活発です。2月に行われたウィンターフェスティバル。グランドでスポーツの要素を取り入れたゲーム大会をします。
冬の一日、外で汗を流した後は体育館で、お母さん達が作った熱々の豚汁を。体も心も温まります。この他にも運動会の手伝い、講演会、地域の環境整備などの活動をしています。
子供達も東鷹栖子ども健全育成会の事業の一環である「子どもたちが地域に広げるボランティア活動」で校区内のクリーン作戦をし、ごみ拾いをしています。

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明るく元気に!

近文第一小の子供達は明るく元気です。休み時間に夏はマラソン、冬は縄飛びで体力作り。火曜日と木曜日の朝は読書活動。子供達は皆、本が大好き。図書室もずっといたくなるほど、素敵な雰囲気です。
そして廊下の掲示も力が入っています。思わず足を止めて見てしまうほどの掲示は、一つ一つが作品と言ってもいいほど完成度の高いものになっています。ここにも先生達の愛情が感じられます。「うるおいある環境作り」は、先生達の努力で大成功しているようです。

7月には地域のイベント「ふれあい祭り」があります。合唱や合奏、そして6年生は地域に伝わる越中盆踊りを披露します。地域の方々や先生、保護者の方々に見守られて、258人の子供達は今日も楽しく学んでいます。

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山本先生はパソコン委員会担当。パソコン歴は30年。ブロックくずしのゲームをやりたくて、雑誌のプログラムを見て打ち込んでいたとか。
今はパソコンの指導をしています。「ちょっと恐い時もあるけど、わかりやすく教えてくれる優しい先生」と人気です。
「素直で吸収が早く、やる気に満ちている子供達」と話す先生。風を切って元気に自転車通勤しています。