中島病院

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診療科目 外科・消化器外科・整形外科・肛門外科
住所 旭川市4条16丁目
TEL 0166-24-1211
診療時間  平日 8:30~18:30 土曜 8:30~14:00
休診 日曜・祝日
ph_nakajima 中島 康雄 院長
略歴
1979年北里大学医学部卒業。東京女子医科大学、札幌医科大学を経て1991年中島病院副院長として着任。2006年4月より同院院長に就任。
日本外科学会専門医。

腸内フローラと免疫力

私たちの体には外敵から身を守る免疫力が備わっています。言い換えれば病気などに対する抵抗力のことです。

免疫力の主役は、白血球の中に存在する免疫細胞で、外部から侵入してきたウイルスや、体の中から生まれるがん細胞をやっつけて私たちを守ってくれているのです。

実は、免疫細胞の7割は腸でつくられ、3割は心でつくられています。心とは自律神経のことです。腸でつくられる免疫細胞は、腸に棲んでいる腸内細菌と密接に関係しています。

私たちの腸には、500~1,000種類、総数100兆個にも及ぶ腸内細菌が共存しています。それらの細菌群の総称を「腸内フローラ」または「腸内細菌叢」と呼んでいます。私たちは生まれた時には腸内細菌を持っていませんが、母親から腸内細菌を受け継ぎ、その後、食物、免疫環境などの影響を受けながらバランスのとれた腸内フローラを作り上げていきます。バランスのとれた腸内フローラが、腸の免疫細胞を活性化し健康が維持されていることが分かっています。

腸内細菌には、体に良い働きをする「善玉菌」(乳酸菌やビフィズス菌など)、悪い働きをする「悪玉菌」(ウェルシュ菌や病原性大腸菌など)、どちらにも属さない「日和見菌」に分けられます。理想的腸内フローラとは、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割といわれ、このバランスに腸内環境を保つことがとても大切です。

腸内フローラのバランスは、体調、食生活、年齢、ストレス、薬剤などさまざまな要因によって日々変化します。ある原因で悪玉菌が優位になると、悪玉菌のつくりだす有害物質が増え、自己免疫疾患、アレルギー疾患、がん、肥満症などさまざまな疾患の発症に影響を及ぼすことが分かってきました。

そこで、うんちは腸内フローラのバランスを知るとても良い指標となります。いいうんちが出ていれば腸内フローラのバランスは整っていると考え、下痢や便秘が続いていればバランスは崩れており、免疫力が低下していると考えられるのです。

理想的うんちは、バナナうんちです。色は黄色~黄褐色、量はバナナ2~3本程度、きつくない臭いで、練り歯磨き程度の硬さ、いきまずに気持良くストーンと出て、軽く水に浮く便です。先ずは自分のうんちをよく観察し、理想的なうんちが出るよう食生活の改善、適度な運動、ストレスをためないように心がけることが、健康を維持するうえでとても大切なことなのです。

旭川市4条通16丁目1152