夏の夜空を見上げながら 絵本を読もう NO.1


まだまだ暑い夏。

夜、全開に開けた窓から綺麗な星空が見えます。

そんな夏の夜空を見上げながら読みたくなる絵本を、

「こども冨貴堂」さんに教えていただきました。

二冊あるので、二回に分けて紹介しますね。

 

まずは一冊目。

「いつでも星を」

 

空にある星をつかまえたい。

子どもの頃、誰しもが思ったことのある夢。

そんな夢を叶えたようなステキな表紙の「いつでも星を」。

少女が精いっぱいに空へと伸ばしたカゴに、キラキラと星が落ちてくる可愛い絵に、

吸い込まれるようにページをめくります。

 

空の星には手が届かないけれど、

キラキラ光る紙を星形に切れば、自分だけの星。

それによく見ると、星は自分の周りにもいっぱい。

木を覆う緑の苔も

ひらひらと舞う雪も

みんな、キラキラ光る星。

 

そんな風に、柔らかな絵が、優しく語りかけてきます。

 

雨の日も 曇りの日も 見えないだけで、

星は変わらずにある。

 

貴方の周りにも きっとたくさんの星が輝いているはず。

 

そう考えると、表紙の絵は、

空から星が落ちているのではなく、

少女が見つけて集めた星々が、空に飛んで行っているようにも見えます。

 

さあ、貴方は どう感じますか?

 

 
いつでも星を
いつでも星を
文 メアリ・リン・レイ
絵 マーラ・フレイジー
訳 長田弘
ブロンズ新社   1,575円(税込)

 

児童専門店(有)絵本屋 こども冨貴堂(取材協力)
住  所/旭川市7条通8丁目買物公園
電話番号/0166-25-3169
営業時間/10:00~18:30(年末年始を除き無休)

旭川市7条通8丁目買物公園