秋色の絵本 ~きんいろあらし~


いつも素敵な絵本を紹介して下さる「こども冨貴堂
さんから、
秋に読みたい絵本を教えてもらいました。
題して、「秋色の絵本・紹介シリーズ」、3回に分けてお届けしますね。

1冊目は、名前もステキな「きんいろあらし」

柳の木の下にある小さな村「やなぎむら」に住む、小さな虫たちのお話です。
優しいタッチの色鉛筆で描かれたやなぎむらには、
可愛い虫たちがいっぱい、一生懸命に仲良く生きています。

ばったの「トビハネさん」
かたつむりの「キララさん」
くもの「セカセカさん」と、
登場する虫の名前も愛らしいんです。

ある秋の日、やなぎむらにやって来たすごーい嵐。
金色に輝く柳の葉が渦を巻き、むら一面に吹き荒れます。
嵐が通り過ぎると、
柳の木の下は落ち葉でいっぱい。
あ、たいへん!
セカセカさんが池の中に飛ばされている!
でも、虫たちは誰も泳ぐことが出来ません。
さぁ、みんなはどうやってセカセカさんを助けるのでしょう?

バッタやかたつむり、みんな姿かたちは違うけど、
生き物どうし助け合う姿が、ほのぼのと描かれています。

北風に吹かれても、気持ちはほんわか。
そんな絵本です。
色鉛筆で書かれた小さな虫の世界は、とっても繊細。
植物の描写や、
帽子を被っている虫や
スカートをはいている虫など、
じっくり見ると、小さな発見がいろいろ。
細部までゆっくりと楽しんでくださいね。

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「きんいろあらし」
作 カズコ・G・ストーン
福音館書店
価格840円(本体価格800円)

児童専門店(有)絵本屋 こども冨貴堂(取材協力)

住  所/旭川市7条通8丁目買物公園
電話番号/0166-25-3169
営業時間/10:00~18:30(年末年始を除き無休)

旭川市7条通8丁目