大人のための 癒しの絵本 NO.1


何となく忙しなく過ぎていく日々

流されていく時間を止めて、ホッとするひと時が欲しい…

なーんて、ちょっとお疲れの時には、絵本を開いてみませんか。

大人のための癒しの絵本を、「こども冨貴堂」のスタッフの方に教えていただきました。

あさになったので まどをあけますよ

 

こども冨貴堂の本棚に並んでいた、このタイトルを見たときから、なんだか気になった一冊。

スタッフの方が選んで下さったのも、この絵本でした。

130528

 

「あさになったので、まどをあけますよ」
作・絵 荒井良二
偕成社 1365円(税込)

 

作者は荒井良二さん

MOE絵本屋さん大賞 2012第一位

産経児童出版文化賞 大賞

この絵本が好き!2012年版 国内絵本第1位

と、帯にはたくさん書かれていて、期待感が膨らみます。

美しい花の絵が描かれた表紙を開けると、

扉は淡い黄色のカーテンの絵に「あさになったので、まどをあけますよ」の文字

ページをめくると

地球上の色々な場所で、色々な人が見つめる 朝の風景が広がります

緑深い山のふもと

ビルが立ち並ぶ街

魚が跳ねる川

 

いろんな人がいろんな場所に住んで、朝を迎え、

窓の向こうにはいつもの風景が待っています

いつものまち いつもの山 いつもの海 いつもの空

そして、「だから ここが好き」と。

見ているうちになんだか、

朝が来たら カーテンを開き窓を開ける。

 

その当たり前のことを

長い間 忘れていたような気がしました。

 

窓を開けるという行為は「希望」であり、「生きること」。

窓に広がる景色はかけがえのない「宝物」。

なにげない毎日の中にこそある幸せに気づかされます

 

 

実は、取材時、こども冨貴堂の方がこの本を読んで聞かせて下さいました。

「大人はどうしても文字を追ってしまうけれど、

絵本は絵をたのしみましょう」そう言いながら…
 
隣に並び、読んでくれる絵本。

ゆっくり じんわり 沁みていく言葉と絵。

 

大人になって本を読んでもらうなんて、初めてかもしれません。

本当に、癒しのひととき。

あなたも、自分のために

 

 

そして 大切な誰かに この一冊を読んであげませんか。

 

児童専門店(有)絵本屋 こども冨貴堂(取材協力)
住  所/旭川市7条通8丁目買物公園
電話番号/0166-25-3169
営業時間/AM10:00~PM6:30(年末年始を除き無休)

旭川市7条通8丁目買物公園