そこのみにて光輝く
シネプレックス旭川にて6月7日(土)ロードショー
函館出身の作家・佐藤泰志の代表作を映画化
仕事を辞めて以降、自堕落な生活を送っている達夫は、
パチンコ屋で粗暴だが人懐っこい青年、拓児と出会う。
刑務所帰りで仮出所の拓児が住む粗末な家には、
寝たきりの父親と世話に追われる母親、そして姉の千夏がいた。
生活のため千夏は、昼間はイカの加工工場で働き、
夜は売春行為をしている。
やがて達夫と千夏は互いに思い合うようになり、
ついに二人は結ばれるが、ある日達夫は、
千夏が拓児の引受先である植木業社長の愛人に
甘んじていることを知ってしまう。
映画化された『海炭市叙景』の原作者であり、
何度も芥川賞候補に挙げられながらも賞に恵まれず、
41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志。
その三島由紀夫賞候補となった小説をもとに、
佐藤の生地、函館で生きる目的を失った男と、
愛を諦めた女との出会いを描いた辛口のラブストーリー。
監督/呉美保 原作/佐藤泰志
出演/綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉
(c)2014佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会