三浦綾子記念文学館「無言館」所蔵品による
■3月11日(月) 午後3時〜
「無言館」所蔵品による
戦没画学生〈戦場からの絵葉書〉展
無言館館主 窪島誠一郎講演会「戦場からの絵葉書」
三浦綾子記念文学館の開館15周年特別展として4月2日から開催される
「無言館所蔵品による戦没画学生<戦場からの絵葉書>展」に先立ち
同館館主窪島誠一郎さんの講演会が開催されます。
太平洋戦争や日中戦争で戦場にかりだされた絵を学ぶ画学生たちは、
「生きて還って絵を描きたいと叫びながら」遠い戦地で若い命を絶えました。
長野県上田市にある「無言館」は、遺言のようにもなった彼らの
「戦場からの絵葉書」を全国から収集、また戦地に行く前に描いた
絵画作品を集めて展示している慰霊美術館です。
無言館は、戦後60年余遺族が守りとおした遺作、遺品3百余点を全国各地で
「戦場からの絵葉書展」として開催しています。三浦文学館では、
3年前から全国文学館交流展事業に取り組んでおり、今年開館15年事業の
目玉としてこの絵葉書展を開催することにしたものです。
この展示は、無言館と北海道新聞旭川支社が共催。たくさんの企業支援も受け
実現するもので道北では初の開催となります。絵葉書をパネル化したもの
20点を展示するほか、妻や親などの家族、恋人、兄弟、大切な友人に送った
メッセージのパネル9点、遺品60点に加え特別展示として絵画3点(現物)も
展示されることになりました。
窪島館主は、無言館設立のために全国を飛びまわり絵画・遺品の収集に奔走し、
遺族や画学生の思いやこれらを収集して後世に伝える大切さなど豊富な体験と
経験をもとに今回の展示の内容を話されます。
講 師:無言館館主 窪島誠一郎
タイトル:「戦場からの絵葉書」
期 間:平成25年3月11日(月) 午後3時
会 場:三浦綾子記念文学館 1階中央ホール
観 覧 料 :文学館の入館料が必要です。一般500円