入選 『まあくんとピーすけ』 坂田 穣くん(小学2年生 7歳)
ある日、まあくんがプラタナスなみ木をあるいていると、木の下に小とりがおちてないていました。小とりは、足をけがしていました。まあくんは、小とりをおうちにもってかえって、お母さんに
「けがをしている小とりを見つけたんだ。けががなおるまでうちでせわしてもいい?」とたずねました。お母さんは、言いました。
「まあくんがせきにんをもってせわをするならいいよ。でも元気になったらかえそうね」
まあくんは、小とりを大じにそだてました。小とりにはピーすけという名前をつけました。ピーすけはみるみる元気になりました。まあくんは、ピーすけのせわにむ中になり、学校からかえるとすぐにピーすけをかごから出してあそびました。ピーすけがすっかり元気になったのでまあくんは、外にかえすことにしました。かごから出して、外ににがそうと思ったとき、ピーすけがしゃべりました。
「まあくんたすけてくれてありがとう。お礼にいいものあげる」
そう言って、ピーすけはおまじないをしました。
「まあくんのせなかにはねはえろ!」
すると、まあくんのせなかに本もののはねがはえてきました。
そして、まあくんとピーすけは、楽しく空をとんであそびました。