月別アーカイブ: 5月 2013
写団「翔」の写真展開催 自然が織りなす 一瞬の美しさを
光 花 雫 風 雲
いくつもの自然の偶然が重なり、生み出された一瞬の美しさ。
そんな瞬間を切り取った写真展が、5月7日から24日まで神楽公民館で開催されます。
主催は、写団「翔」。
代表の岡部正(65)さんは、これまでも市内のギャラリー喫茶で4回の個展、さらに4年前からは
市内トーヨーホテルのロビーに作品が飾られるなど、精力的に写真を撮り続けてきました。
「父親が、まだフィルムの無い時代、すり硝子に自分で感光液を付けて現像する時代から写真を撮っていました。
そんな父親の姿を見ているので、小学生の頃からおもちゃのようなカメラを持って写真を撮っていましたね」と岡部さん。
本格的に習ったのは、30代の頃。「自分が一番良いと思う写真が、一番良い写真なんだよ」という、
当時の先生の言葉がずっと心に残っているそうです。
「写真は、自己表現。自然の中で自分が見たものをいかに画面に表現するか。例えインパクトはなくても、
美しい写真は飾っておくだけで、癒される。見た人の何人かでも、“良いね”と言ってくれるだけで嬉しいですね」
と話します。
実は、岡部さんの前々職は校長先生。昨年は退職校長会でも「写真ワクワク塾」を主催し、校長会のお仲間に
写真の撮り方を伝授。こちらのほうも、今年6月に第2回ワクワク塾を開き、同時に写真展も開催する予定です。
今回の写真展は、かつての同僚だった佐藤まり子さんと、写団「翔」として開催。
岡部さんが花の写真、佐藤さんが風景写真と、カラーを変えて計40点の作品が並びます。
ありふれた風景や花々から、ありふれていない美しさを引き出し、まったく違う表情を映し出しています。
ぜひ、その世界を、目で、心で、味わってください。
撮影 佐藤まり子
神秘的な光の輪を見事にとらえた
撮影 佐藤まり子
横に広がる木々の影の形も美しい
撮影 岡部正
可愛い土筆と回りで光る朝露が優しい。癒される一枚
場 所/旭川市神楽公民館 展示コーナー
旭川市神楽3条6丁目1-12号神楽市民交流センター2階
期 間/5月7日~24日(土・日・祝日を除く)
時 間/AM9:00~PM5:30
図書館戦争
シネプレックス旭川にて絶賛公開中!!
あの「図書館戦争」が夢のキャスティングで待望の実写映画化!
「フリーター、家を買う。」「阪急電車」「空飛ぶ広報室」などの
ベストセラー作家・有川浩の代表作がコミック化、アニメ化を経て、遂に実写映画化を果たす。
舞台は近未来の日本。国家によるメディアの検閲が正当化されている時代・正化(せいか)。
そんな時代に本を読む自由を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」。
銃器を手にした検閲組織・メディア良化隊。ここで繰り広げられるのは本と自由を守る
隊員たちの愛と自由のツンデレエンターテインメントです。
かつて自分を守ってくれた図書隊員に頭を優しく撫でられた感触が忘れられず、
憧れの王子様を探しに入隊した新人隊員。ところが、そこで待っていたのは鬼のような教官だった。
それから鼻持ちならないエリート同期に凹まされたかと思えば、ズバぬけた情報収集能力を
持つ同期に救われたり、優しい上官に褒められたかと思えば、鬼教官に叱られるといったような
デコボコの日々が続いていくのだった。そんな激しくも充実した日々の中で、
普段は厳しく突き放しながら絶妙な距離感でフォローしてくる鬼教官のことが
段々気になっていく・・・。
原作/有川浩 監督/佐藤信介
出演/岡田准一、榮倉奈々、石坂浩二
(C)“Library Wars” Movie Project
旭川冨貴堂がお勧めするこの「2」冊!
今回おすすめするのは『伝える。』『国循のおいしい!かるしおレシピ』の2冊です。
伝える。
著 者 /栗山 英樹
出版社 / ベストセラーズ
価 格 / 1,365円 (税込)
1冊目は『伝える。』。昨年就任1年目でパリーグ優勝を成し遂げた北海道日本ハムファイターズ。
前著『覚悟』に続く、栗山英樹監督の第2弾。
コーチ経験無し、就任1年目でいきなりのリーグ制覇を成し遂げた著者は、
選手に、コーチに、そして何よりファンに監督としての意思を伝えるために最も重要なのは
「どのような言葉で伝えるか」でした。
手探りで成功をつかんだ1年目。これを成功体験として拠り所とはせずに
客観的な視点で連覇を目指す今シーズンの意気込みも伝わってくる、読み応え十分の内容です。
国循のおいしい!かるしおレシピ
出版社 / セブン&アイ出版
価 格 / 1,890円 (税込)
2冊目にご紹介するのは『国循のおいしい!かるしおレシピ』なのですが、
まず「国循」とは?というところから説明しますと……正式名称は「国立循環器病研究センター」。
主に心筋梗塞や脳卒中といった循環器に関する病気の研究・治療を目的とする最先端の医療センターです。
上記に挙げた病気の大きな要因の一つとして高血圧がありますが、
その予防として最も有効なのが「塩分の摂取量を減らすこと」です。
同書では、現在平均11グラムと言われている日本人の1日の塩分摂取量を
1食あたり2グラム、計6グラムまでに減らすメニューを紹介しています。
「塩分を減らすと味が薄い、美味しくない」という先入観にとらわれることなく、
「素材をいかす、塩以外の調味料を使う」ことで「塩分が少なくても美味しい」を実現しています。
プロが本気で取り組んだ――作り手の気合い、強い思いがひしひしと感じられる1冊です。