粉処味の熱々モチモチたい焼き
すっかりと秋色のこの頃。
寒さも本格的になり、温かいものが恋しくなりませんか?
今回ご紹介したいのは、
熱々のたい焼き屋さん、粉処味と書いて「ここみ」と読みます。
建物は全く普通の一軒家。
おそるおそるドアを開けると、気さくなオーナーの須藤さんが出迎えてくれます。
もともとここは、須藤さんの知人の家。
空き家になったから何かに使わないかと提案され、店を始めることに。
当初、家の中がとても寒かったため、
何か温まるものを売ろう、と思いついたのがたい焼きとお好み焼きでした。
そんな、ちょっと面白いきっかけですが、
生地作りに関しては、1年かけて様々な配合を試し、独自のものを開発。
その味は、外がパリパリ、中はモチモチとした食感です。
同店では、プレーンと言って、中の具の入っていないたい焼きも販売。
この生地が好きだと買っていく男性や、
赤ちゃんの離乳食に使っている方や、
サンドイッチのように中にサラダを入れたり、ジャムを塗ったりと、
パンのように食べる方たちもいます。
もちろん、中に具材が入っているたい焼きもイロイロ。
アン、クリーム、チョコ、ヨーグルト、くろ豆、かぼちゃ、ベーコンタマゴ、白玉あん、
ハムチーズ、シーチキンマヨなどなどが、どっしりと入っています。
さらに同店では、この全てをオーダーが入ってから焼き始めます。
たい焼きが焼きあがるまで約10分。
お好み焼きは約20分。
「お客様をお待たせすることになるので、私の我が儘かもしれませんが、
温かい焼きたてを食べて頂きたくて…」と須藤さん。
オーダーは、一枚からOK。
電話で予約して、焼いておいてもらうこともできます。
写真は、黒豆とベーコンタマゴ。
黒豆は程よい甘さと香ばしさが美味。
ベーコンタマゴは軽食代わりにもなりますね。
実は私、たい焼きのしっぽって残してしまうのですが、
粉処味さんのは皮も美味しく、最後までペロリと食べてしまいました。
「添加物を出来るだけ使わず、水の代わりに牛乳で練っているのでパンケーキのような
食感になるのかもしれませんね」と教えてくれた後、
「あら、企業秘密を言ってしまったわ」とからから笑う須藤さん。
大学生のお母さんでもあり、とても話しやすい方なので、
焼きあがるまでの数分、須藤さんとの会話も楽しんで下さいね。
たい焼き・お好み焼き
粉処味(KOKOMI)
北海道旭川市末広東2条4丁目8-2
電話 080-5589-4924
定休日 第1・第3日曜日
営業時間 11:00~18:00