旭川冨貴堂がお勧めするこの「2」冊!

今回おすすめするのは『伝える。』『国循のおいしい!かるしおレシピ』の2冊です。

伝える。

伝える。
著 者 /栗山 英樹
出版社 / ベストセラーズ
価 格 / 1,365円 (税込)

1冊目は『伝える。』。昨年就任1年目でパリーグ優勝を成し遂げた北海道日本ハムファイターズ。
前著『覚悟』に続く、栗山英樹監督の第2弾。
コーチ経験無し、就任1年目でいきなりのリーグ制覇を成し遂げた著者は、
選手に、コーチに、そして何よりファンに監督としての意思を伝えるために最も重要なのは
「どのような言葉で伝えるか」でした。
手探りで成功をつかんだ1年目。これを成功体験として拠り所とはせずに
客観的な視点で連覇を目指す今シーズンの意気込みも伝わってくる、読み応え十分の内容です。

 

国循の美味しい!かるしおレシピ

国循のおいしい!かるしおレシピ

著 者 / 国立循環器病研究センター
出版社 / セブン&アイ出版
価 格 / 1,890円 (税込)

2冊目にご紹介するのは『国循のおいしい!かるしおレシピ』なのですが、
まず「国循」とは?というところから説明しますと……正式名称は「国立循環器病研究センター」。
主に心筋梗塞や脳卒中といった循環器に関する病気の研究・治療を目的とする最先端の医療センターです。
上記に挙げた病気の大きな要因の一つとして高血圧がありますが、
その予防として最も有効なのが「塩分の摂取量を減らすこと」です。
同書では、現在平均11グラムと言われている日本人の1日の塩分摂取量を
1食あたり2グラム、計6グラムまでに減らすメニューを紹介しています。
「塩分を減らすと味が薄い、美味しくない」という先入観にとらわれることなく、
「素材をいかす、塩以外の調味料を使う」ことで「塩分が少なくても美味しい」を実現しています。
プロが本気で取り組んだ――作り手の気合い、強い思いがひしひしと感じられる1冊です。

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旭川冨貴堂がお勧めするこの「2」冊!

医者に殺されない47の心得

医者に殺されない47の心得
著 者 / 近藤 誠
出版社 / アスコム
価 格 / 1,155円 (税込)

 

旭川冨貴堂書店が今回お勧めするのは「医者に殺されない47の心得」「ガソリン生活」の2冊です。

1冊目の「医者に殺されない47の心得」本書のように医学・健康といったジャンルの本は程度の差はありますが、常にお客様の関心が高く数多くの作品が出版されています。

数が多いということは「埋没してしまう」という危険性も持っているため、前回ご紹介した「長生きしたいのなら肉は食べるな」のようにインパクトのあるタイトルが増えており、本書もそういう事を狙っているのかと思い、中を開くと内容も極めて押しの強い内容です。

筆者は現役の医師であるものの曰く「がんは切らずに治す」「病院によく行く人ほど長生きしない」
といった自らの立場を否定するような項目が並んでいます。

とはいえ、作者は「病院に行くな」と言っているのではなく「他人(医者)任せにしないで自分の事はしっかりと自分で考えるべき」
ということを伝えたいと本書の前書きで訴えています。本というものは作者の考え、人生の経験というものが押し出されているものです。それを鵜呑みにせず、「数多くの考え方の一助」として捉える事「他人任せににしない」ということは非常に重要だと読後に強く感じました。

 

ガソリン生活
ガソリン生活
著 者 / 伊坂 幸太郎
出版社 / 朝日新聞出版
価 格 / 1,680円 (税込)

 

2冊目の「ガソリン生活」一見すると「高騰するガソリンを節約する指南書」かのように感じますが、中身は小説です。ただし語り部は「自動車」ですが…

作者の伊坂幸太郎さんは映画化もされた「ゴールデンスランバー」「重力ピエロ」といった代表作を持つミステリー作家です。

本作も最初は自動車同士が自分のオーナーについて会話を交わすという「きかんしゃトーマス」のようなほのぼのさから始まりますが、次第に謎が謎を呼ぶ展開が待っています。

「車の気持ちを描ききった」と国内全車両絶賛(たぶん)の1冊です。

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冨貴堂のオススメするBOOK!!

今回おすすめするのは、「食」をテーマにしたこの2冊!

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長生きしたけりゃ肉は食べるな
著 者 / 若杉 友子
出版社 / 幻冬舎
価 格 / 1,000円〈税込)

まず、非常にインパクトのあるタイトル『長生きしたけりゃ肉は食べるな』。

まずはお客様に手を取っていただくために、書店の場合はおすすめコメントやランキング表を作成して店内に設置しますが、出版社でも「インパクトのあるタイトル」「目立つ装丁」にこだわります。

前者で有名なケースが300万部の大ヒットとなった『世界の中心で、愛を叫ぶ』や『バカの壁』。タイトルだけでは本の内容はつかめず、かつ興味をそそることに成功しています。

後者の代表格が4月に新作の発行が予定されている村上春樹氏の『ノルウェイの森』で、ハードカバー版の発売当時、上巻は赤1色、下巻は緑1色という派手な装丁が何よりも目を引きました。現在文庫版となっていますが、装丁はハードカバー版をそのまま踏襲していますので、興味のある方はぜひご覧になってください。

かなり話がそれましたが、『長生きしたけりゃ肉は食べるな』は、長年自給自足の暮らしをしてきた食育の研究者である著者が、その体験から得た「健康に生きるための食べ方」を紹介しています。印象的なタイトルばかりに注目がいってしまいますが、全体的には「正しい食生活(食べ過ぎない)」が最大のテーマです。

 

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食べ順爆発ダイエット
著 者 / 石川 英明
出版社 / ワニブックス
価 格 / 1,260円〈税込)

2冊目は、テレビで紹介されて話題になった「オネエ系」フィジカルトレーナー・石川英明氏の『食べ順爆発ダイエット』です。テレビをご覧になった方はご存知かもしれませんが、仮にラーメンと餃子を食べる場合の理想的な順番は、①ラーメンの具 ②餃子の中身だけ ③麺と餃子の皮……という具合に油の吸収を最低限に抑える方法が提示されています。

おいしく食べられるのか?は二の次で、「痩せたいけれど食べたい」という人に対しての最大限の妥協点なのかもしれません。

古今東西、あまたのダイエット法がありますが、やはり「楽に痩せる」というのは難しいものですね。

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