フィット編集長の棚からひとつかみ NO.4
ザ・ファーム 法律事務所
連日、強い日差しですっかり真夏ですね。そんな、脳みそがとろけそうな暑い今こそ、
扇風機をガンガン回し、サスペンス映画にどっぷりハマってみてはいかがでしょうか?
今回紹介するのはあのジョン・グリシャムの小説「法律事務所」を映画化した
ザ・ファーム 法律事務所の紹介です。(パチパチ)
巨大な陰謀に巻き込まれていく主人公を描く法廷もののサスペンス・ドラマ。
監督は85年に「愛と哀しみの果て」でアカデミー監督賞を受賞したシドニー・ポラック。
主演は最近イーサン・ハント(ミッションインポッシブル)でヒーロー役が多い、
若かりし頃のトム・クルーズ。共演にはジーンハックマンやエド・ハリスと
渋みのある俳優さんが脇を固めております。
ハーバード大学を優秀な成績で卒業したミッチ・マクディーア(トム・クルーズ)は、
破格ともいえる最高の労働条件を提示され、テネシー州メンフィスにある
少数精鋭の税務専門のベンディニ、ランバート&ロック法律事務所に就職した。
ミッチは幼稚園の教員アビー(ジーン・トリプルホーン)を伴い、心機一転メンフィスへと向かった。
上司のエイヴァリー・トラー(ジーン・ハックマン)の下で猛烈に働き始めたミッチだったが、
事務所の2人の弁護士が事故死したと知らされる。不安を感じながらも事務所の仕事と司法試験の
準備に精を出すミッチ。そんな彼の前に、FBI捜査官ウエイン・タランス(エド・ハリス)が現れ、
事務所に裏の顔があることと、亡くなった弁護士たちが事故死ではないことを告げて去った。
疑問を抱きながらもミッチは、依頼人にあうためトラーと友にケイマン島に赴き、
多数の謎のファイルを発見するのだった・・・。「ザ・ファーム 法律事務所」より
原作者のジョン・グリシャムは自身の経歴からいわゆる「法廷もの」とよばれる
リーガル・サスペンスを多く書いてます。その中から映画化された代表作は、
評決のとき、ペリカン文書、依頼人、レインメーカー(原告側弁護人)などあり、
どれもオススメ作品です。機会がありましたら他の作品もここで紹介いたします。
法廷ものは人間関係の説明が多く、展開も二転三転し、
さらに長丁場で飽きやすいものが多くありますが、グリシャム作品は、
見せ場がしっかりしているのでわりやすくとても見やすいです。
最近では海外ドラマで本作の10年後を描いたテレビシリーズもあるので
そっちも合わせて気になるところですね。