ランニング
「健康のため・運動不足解消のため」なんていう目的もなく、
なんとなく自分の体力の現状を知りたいがために、思いつきでランニングをしてみました。
とにかく走るスピードはゆっくりで良いから、30分間走ってみようと
自分の中でルールを決め、いざスタート。
スタートしてからそれなりに足に負担がかかり始めた時点で時計を見ると
スタートしてから経過していた時間、わずか3分。
「え!?まだたったの3分!?」
「30分って、この10倍走り続けるってこと???」
日常の3分なんてあっという間なのに、じーっとカップラーメンが
出来上がるのを待っている3分と初心者のランニングの3分は、なんと長いことでしょう。
30分走り続けるというゴールがまだまだ先とわかって愕然としながらも、
とにかく半分の15分はこのまま走ってみて、15分経過したらそこを
折り返し地点とすることに決めました。
そんなことをあれこれ考えつつ、徐々に乱れてきた呼吸を意識しながらも
再度ちらりと時計を見るとスタートしてから経過していた時間、わずか4分。
ぜ・ん・ぜ・ん・じ・か・ん・が・す・す・ん・で・い・な・い。
腕時計の電池が切れたのではないかと疑いたくなってしまう。
時間が進んでいないことに落ち込むので、しばらく時計を見ないことを決意。
その後、走りながらも頭をよぎったこと
◎雨が降ったら即中止にする(曇ってはいたが、結局雨は降らなかった)
◎走っている最中、定期的に足に痛みがくるような場合も中止にする
(そこまで負担のかかるスピードで走っているわけでもないので痛みで
中止することもなかった)
◎ゆるくもなっていない靴紐を結び直すふりをして少し走るのを休もうかと思う
(誰に指示されたわけでもなく自分で始めたランニングなのに、休憩する口実を
あれこれ考えていた。情けない・・・)
しかし、いつしかそんな余計なことも考えないようになり15分走って折り返し地点。
ここからは今来た道を戻るだけだと思うと、ゴールまでの道のりも明確になり、俄然
走る意欲も沸いてきました。
結局、折り返しの道のりは非常に軽快に走りきることが出来ました。
ゆっくりとはいえ30分走りきれたことに満足感を味わうことが出来、まだまだ
それなりに体力があると自分に甘い評価をして終了。
(次の日から筋肉痛というのもまだ若い証拠?)
本当はこれを機会に定期的にランニングを行えば健康にも良いのでしょうが、
「体力を付けたい、マラソン大会に出たい」などの目標もまだ持てていないため、
特に習慣になることもなく、思いつきの1日だけのランニングは終了しました。
だけど今思えば、何も余計なことを考えず、ただ走ることに夢中になっていた
あの瞬間は良いリフレッシュの時間になったのかなと思います。