フィット編集長の棚からひとつかみ NO.7


マネーボール

131114

北海道民なら誰しも応援していた北海道日本ハムファイターズの2013年度の成績は

散々たる結果でした。シーズンも終わり、戦力外、FA、トレードと

ストーブリーグへ突入、応援していたはずの選手が他球団へと

ショックを受けるニュースもチラホラ聞かれます。

そんな時は野球チームのGMを題材にしたこの作品はいかがでしょうか?

経営者側というちょっと違った目線で見ることができますよ。(パチパチ)

 

元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーンは、アスレチックスの

ゼネラルマネージャーに就任する。チーム状態はワールド・チャンピオンになるどころか

プレイオフ出場すらほど遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。

あるとき、ピーター・ブランドというデータ分析にたけた人物との

出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。

しかし、データ分析が軸の「マネーボール理論」では、

選手や監督から反発を受けてしまいビリーはひとり孤立するのだった・・・。

「マネーボール」より

 

アメリカのメジャーリーグの貧乏球団を独自の理論で常勝球団に育て上げた実在の人物を

演じるのはブラッド・ピット。監督は「カポーティ」でアカデミー監督賞にも

ノミネートされたベネット・ミラー監督。シビアにお金で取引される野球選手を描きながら、

お金だけでは選手の真価は測れないということが描かれており、実際、野球がわからなくても

楽しむことができるいい作品です。何が正しくて何が間違っているのか答えが

有って無いような環境下に於いて、さらにその中に昔ながらの体質や体制があった時、

新たなるモノや考えはは異質と捉えられ目の敵にされます。

その背景の中で主人公のビリーがどう打破していくか見物です。

なべ