編集長のキモチ。
フィットの最終号が発行されるやいなや、編集部とライターのケロコさんの方に
読者の方々からなんでやめちゃうの?と沢山のお手紙やFAX、メールをいただきました。
誌面をみてすぐに電話をくださった読者の女性からは、
「旭川で一番好きだったフリーペーパーのフィットをなんでやめちゃうのですか?
飲食、学び、コミュニティ、色んな角度で読み応えもあったし、共感していただけに
来月から見れないと思うのは非常に残念だしやるせない気持ちです。
誌面もどんどん良くなってきて編集部の熱意もヒシヒシと感じてましたよ。」
とて~もありがたいお言葉を頂き胸が熱くなり、編集長冥利につきました。
編集部としても200号、20年と続けていきたかったのですが
大人の事情のために泣く泣く今回の181号をもって休刊となります。
自分がデザイナーとして初めてフィットの広告に携わったのは
ちょうど11年前の4月号(2003年)でした。
スタッフロールにも名前を入れていただき
これでフィットスタッフの一員になれたんだな?って
ちょっと誇らしく思いました。それから編集部の会議に参加させていただき、
特集の企画案とか採用してもらいました。
今でも覚えているのが、「陶芸の里 嵐山」「木のぬくもり」「老舗物語」です。
グルメ特集が多い中、違った角度の特集は反響が多く
上司や先輩方にも褒めていただきました。
そんなこんなで数年が経ち、
とある会社の変革時、突然編集部に入閣、隔月で特集の担当に。
(2012年6月「あんこのきもち」が特集デビュー作)
更に、2013年3月リニューアルに伴い編集長という大役を仰せつかる。
慣れないフィットwebとの掛け持ちで忙しさもハンパじゃなくなり苦悩する日々もありましたが、
スタッフのエミコさん、おみくん、きなこさんの支えもあり少しずつ一歩一歩進んでいけました。
取材先にも行く機会が増え、ライターのケロコさん、でんこさん、高杉さんや
カメラマンの吉田さん、田畠さんとの掛け合いは和気あいあいとしてとっても楽しいひと時。
フィット、一番最後の取材立ち会いが「甘味茶屋 ぶんご」の池田のおばあちゃん。
ものすごく元気だし、質問にもしっかり返答、
その中でも歌番組が好きで「SMAP」がお気に入りなのと
お茶目でキュートな発言には一堂びっくりでした。
色んな人に支えられて15年、取材協力をしてくださったお店の方々、
広告を出してくださったクライアントの方々、今まで愛読してくださった読者の方々
多くの皆様に感謝を申し上げます。15年間本当にありがとうございました。