誰かに 甘えてね。


先日、買物公園を歩いていた時に

気になる光景を目にしました。

 

3~4歳のリュクを背負った可愛らしい男の子。

キョロキョロしながら歩く姿は、

「まぁ、カワイイ」と声に出るほど。

そして、その前を歩くお母さんらしき女性。

 

その親子と

ほのぼのとした気持ちですれ違ったのですが、

なんとなく違和感を覚えて、振り返りました。

何故かって?

お母さん、後ろから歩いてくる男の子を一度も振り返らないんです。

 

「チョロチョロしないで、危ないから手をつなぎなさい」

我が息子ならそう叫んでいたお年頃。

ダイジョウブカナ?

何だか気になって、

誰かを待っているふりをして、しばらく見守っていました。

振り向かなくても、足音をちゃんと聞いているのかな?

お母さん、ちょっと疲れちゃったのかな?

 

子育ては、可愛いだけの時じゃありません。

特に二人だけでいると、どうしても煮詰まる時もあります。

それが良く分かっているだけに、

心配で、老婆心まるだしの私。

 

ちょうど一丁先まで歩き、赤信号で立ち止まる親子。

少し離れながらも、横に並びます。

かすかに顔を合わせてから、

信号を渡らずに角を曲がっていきました。

 

大丈夫かな。きっと、大丈夫ね。

目と目を合わせていたし…。

ちゃんと、足の速度は子供に合わせていたみたいだし…。

 

ベッタリとくっついたり、時に離れてみたり。

大好きだけど、時々キライ。

それも、たぶん自然なキモチ。

だけど、ココロの目は離さずに

お母さん、ファイト!

でも、頑張れ切れないときは、誰かに甘えてね。

 

角を曲がって、

キット今頃は手を繋いでいるはず。

そんな二人を想像しながら

思いっきりお節介オバサンになっていました。

DSCF2011

写真は、全く関係ないのですが、趣味で集めていたほうき。

趣味でほうき集めって変だけど、でも掃除はキライ。

これで誰か我が家を掃除してくれないかなと、

誰かに甘えたい私です。

でんこ