ココロのタネ
不定期で登場させて頂いてきた、このブログ。
心優しい編集長が
最後にご挨拶の機会をくれました。
ライター担当のでんこです。
私は、社員ではなく外部スタッフ。
お仕事のある時だけ、参上いたします。
FITに初めて原稿を書いたのは、かれこれ10年と半年前。
生まれ育った故郷から、主人の転勤で旭川に来て、
2~3年が経った頃でした。
街の風景は見慣れたけど、でも、どことなく感じる寂しさ。
なにか自分の中に花開く種を植えていきたい。
そんな思いで、お仕事を頂いたのがFITです。
初めてのお仕事は、お米の記事。
次のお仕事は、
今年10回目を迎えたプラタナス大賞の第1回募集記事でした。
「プラタナス並木路の伝説を作りたい」
そんな素敵な言葉とともに、
私にこの仕事を下さった当時の上司から、
サササッと書き記した手書きのラフがFAXで送られてくると、
胸がドキドキワクワク。
額に入れて飾りたいようなステキなラフに、しばし見惚れていたものです。
本棚を探したら、捨てられずにとってあった当時のラフを発見!
ね、ステキでしょ。(写真)
あれから10年。
お陰様で、本当に多くの方にお話を聞かせて頂き、
たくさんの種をココロに植えることができました。
老舗物語の特集や
甘露の名前で書いていたエッセイ「空は伝言板」も
思い出深い仕事です。
常に心がけていたのは、
取材させて頂いた方の真摯な思いを、形を変えることなく、
そのまま皆さんにお届けすること。
取材先から「ありがとう」という言葉をいただくたび、
その思いを新たにしていました。
読者の皆様、
快く取材にご協力下さった皆様、
そして、いつも温かったFITスタッフに
感謝、感謝、感謝。
また、いつか。
色んなシーンでお会いできることを願って
ココロのタネに水をあげ続けます。
ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。