着物を再生させたステキ空間で、アナタなら何をする?

日本伝統文化の着物。でも最近は着る機会も、すっかり減ってしまいました。そんな着物を大切にリメイクして、再生させているお店に出会いました。着物に対する愛情を感じるリサイクルブティック茶房・葵。その魅力はリサイクルやお食事だけでなく、空間を生かして、バッグ作りやヨーガの教室など様々な展開をしています。

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色鮮やかな帯をリメイクした手作りの暖簾。その暖簾をくぐると、不思議な世界が待っていました。
玄関は、留袖を利用したカーテンに、打掛をリメイクした洋服が飾られ、入った瞬間から「うわーぁ」とオドロキ。「打掛はホテルの貸衣装だったもの。多くの人が佳き日に袖を通し、慶びが込められています。だから店の看板代わりに飾っているの」と、オーナーの澤口三枝子さん。

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店内の壁には着物をリメイクした洋服が並び、和風雑貨など手作り商品が色々。テーブルには帯で作ったクロスがかけられ、独特の雰囲気です。きっと初めての方は、あちこち気になって仕方ないはず。私も、キョロキョロしてしまいました。
実は、もっと驚いたのが、この後。なんと、地下にも部屋があり、2階3階と続く不思議空間。テーブルの部屋や和室など様々な部屋があり、ちょっぴり迷路のよう。この中のどの部屋でお食事してもOK。メニューも食事からパフェ、あんみつと、かなりの充実ぶりです。

この沢山の部屋は、バッグy作り教室やヨーガ教室など、様々な使われ方もしています。少人数で使える空間を探している人が意外に多く、「ぜひ使わせて欲しい」と頼まれたのがきっかけだとか。
ちょうど取材日はヨーガの練習中。「少人数でゆっくりやりたい」と数人の仲間で、日本ヨーガ学会・旭川ヨーガ協会の宮本淳子先生を招いて開いていました。
「ヨーガは、人がいかに心穏やかに生きるかのテクニック。心を開放して繰り返し学ぶことで、心をコントロールしリラックスできます。心が穏やかに安定すると、誰でも愛のある言葉が出てくるようになるんですよ」と優しく語る先生は、まさに愛の言葉を発しながら、安らぎの世界へ導きます。私も先生の声を聞いているだけで、癒されていきました。ヨーガは不定期で開催。ぜひ興味のある方はお問い合わせ下さいね。
ゆっくりとお茶会を開いたり、勉強会に使ったり、アナタもこの魅力的な空間を使ってみませんか。

 

取材協力 リサイクルブティック茶房 葵

旭川市3条通り5丁目右5号
TEL0166-74-5442

旭川市3条通り5丁目