胃ぐすりなら結構です。

ぢま弁と言うブランド

建物が面しているのは交通量の多い道路なのに、一歩足を踏み入れると
静かな過去にタイムスリップしたような錯覚に陥る。そんな雰囲気のお店。

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考えてみるとぢま弁さんで、店内の声が騒がしいと感じた事がない。
友人と訪れた時もほんの少し声のトーンを落として話しをしているかもしれない。
店主さんの静かさも作られるランチもそんな雰囲気にぴったり。

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素材の本質が引き出された一品一品は、決して華美では無いけれど、じんわり美味しい、
そしてご飯に合う。どこかで食べているようで、やっぱりぢま弁さんならではの味。
それは、全てに手をかけられている事と、材料の組み合わせの妙かもしれない。

 

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ハシゴの〆は ゆきちゃん寿司

積もる話もあるから、そろそろ飲みに行かない?
そんな集まり方をする友人がいる。
話していると「そう言えばさー」と次々言いたい事を思い出す。
もちろん、もう一軒だね。と言うことになる。
そして決まってハシゴの最後に行き着くお店が「ゆきちゃん寿司」

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座る場所も食べる物も決まっている。
ラーメンに生姜を入れてもらって
海苔巻きとのセットを注文。
出来上がるまで、お通しをつまみながら、
またぼそぼそと話し始める。

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静かな空気が心地よい時間。
出来上がった生姜の入ったスープを飲んで、
ホッとするねーと初めて声が高くなる。
そして「そう言えばさー」と海苔巻きをつまみながら話は続く。
静かにテレビが流れる店内に静かに佇む店主さん。
これが妙に、じわじわ良いのよ。

 

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そう言えば、他のお客さんが、ゆきちゃん寿司をどう使って、何を食べているのか全然知らない。
この地域で長く営業しているお店だから、常連さんに愛されているはず。
道路拡幅で移転する予定だけど、大家さんの意向がまだ決まってないらしい。
同じ場所で続けてくれると嬉しいと思っている人多いよね。
味わいのある店舗が、近い将来無くなってしまうのがちょっと寂しくもあるけどね。

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旭川市豊岡12条4丁目 『ビランチャ』

ここだけの話、パスタはあまり得意な食べ物じゃない。
なのにイタリアンは大好きだから、折り合いをつけるのが大変。
得意じゃないと言っても、手打ち麺だったり太かったり冷たかったりするとかなり好きで、お弁当に入ったのびたスパゲティは大好きときてるからたちが悪い。

こんなにたちが悪い私が季節になると食べたいパスタがある。

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季節が初夏に近づきつつある頃、動物園通りにあるイタリアンレストラン ビランチャの鈴木シェフが告げる
「空豆のラビオリができました」
と言う言葉に思わず「来たーー!!」と叫んでしまう。

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これを読みながら「私も」と思っている人多いでしょ?
空豆と魔法のマッシュポテトを挟んだラビオリが、濃厚なブルーチーズのソースに包まれて…
想像しただけで幸せになれる。
幸せ物質セロトニンは腸と脳で作られるらしいから、食べる事が幸せに繋がることは間違いない。

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鈴木シェフの作るお料理に魅せられて地方から通っている人もたくさんいると聞く。
私も季節ごとにたっぷり幸せを味わっている。
まだ先の話だけれど、冬の百合根のニョッキも待ちわびている一皿。
その間に現れる「本日の…」も気になってしょうがない。
結局、一年中通ってるって事、パスタはあまり得意じゃないはずなのにね。

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新しくて懐かしい

とっても近い隣町、東川町に蒸しパン屋さんが出来たのは4年前の事。
自慢じゃないけれど、1人目のお客さんは私なのだ。あれっ2人目だったかな?

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蒸しパン専門?と半信半疑で行ったら、木の香る店内に丸い可愛い蒸しパンが並んでいた。
それもお惣菜風なのや甘いのや。その種類の面白さにびっくり。

手書きのイラストも可愛い!

手書きのイラストも可愛い!

おまけに蒸しパンなのに三角じゃ無いなんて、ちょっと衝撃じゃない?
甘くない蒸しパンも当たり前。と近頃は思っているけれど、考えてみたら、4年前まで天然酵母で
蒸しパンが出来る事やお惣菜を蒸しパンに入れるなんて考えてもみなかった。

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可愛い看板と真っ赤なのぼりがお出迎え

可愛い看板と真っ赤なのぼりがお出迎え

「ベーキングパウダーで膨らませた三角の甘納豆入り甘いパン」と言う私の蒸しパンの定義は、
気持ち良いほど簡単にくつがえされてしまった。
全ては、店主さんの発想の面白さと新しいのに懐かしさを感じる「しのぱん」の味のせい。
ある日気づいたら、そこにある事が当たり前になっていた。
そんな食べ物って、滅多にない。週の頭になると気になってしまう。

今週の週替りの味はなんだろう?

 

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おじさんは、みんなのアイドル

昭和の香り漂う「姫小路」にあるお店、館さん。
一緒にたくさんのお客さんを捌いていた奥さんの足の調子が
悪くて、一人で切り盛りできる今の店舗に移転して5年。
この5人程で満席になるお店には、色々な物語が詰まっている。
壁を飾っている可愛いメニューの数々、
これは常連さんの手書き。
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どれもが格安で、そして
ネーミングも内容も面白い。
中華だったり洋食だったり、
あれっ?そんな物も出来ちゃうの?と思わず言ってしまう物も。

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50年以上食の世界に携わっているおじさんは、
まるで生き字引のように旭川の食の話をしてくれる。
カウンターに座って、名物のトンカツ定食を食べながら、
そんな話に耳を傾けていたら、ついつい時間を忘れて…
数少ない席とおじさんを占領してしまう事もしばしば。

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(右)注文してから切り分けて、ラードで揚げるトンカツは、サクサクで脂も甘い。
(左)日によって内容が変わる野菜炒めは、シャキシャキ。

この頃は、おかずをつまみながら、晩酌をしていく人も多いらしい。
きっとそれぞれの思いでおじさんに会いに行くのよね。
「学生さんも来てくれるから、消費税アップでも上げられない物もあるんだよ。」
と笑顔で言うおじさん。男前だね。

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コンプリートしたい!

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私にとっては遠い道のり、それでも行きたいお店がある。
がっつり食べたい男性達、小さな子供と一緒のママ達、
野菜をたっぷり食べたい女性達…
ランチに対する思いは違うけれど、たぶん「charichari」さんなら願いがかなう、
そんな風に思えるメニューがたくさん。
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でも、かなうのは食べ物だけじゃ無いのよ。
オーナーの安藤史子さんもスタッフも小さな子供がいるママ達、
だから子供を連れてランチに行きたい思いも解る。
でも、子供を連れた人達だけに良いお店って、苦手な人も多いよね。
特に男性一人じゃ入りずらかったり、でもきっと大丈夫、
誰もが心地よく食事を楽しめる、そんな住み分けがここにはある。
そして、店内に入った時に厨房から見えるみんなの笑顔に癒やされる。

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さあ扉を開けてごらん、そこには・・・この合言葉知ってる人いるかな?

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いつの日かメニューの完全制覇をするのが私の願い。
でも問題はお子様ランチ。

大人が注文しても良いの?
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「御飯屋 チャリチャリ(chari chari)」

旭川市新富2条1丁目10-30
TEL/0166-74-7027
営/11:00~16:00(L.O.15:00)
休/日曜日・祝日

カウンタ-には愛がある

色々なお店でランチを食べていると
集まる人の雰囲気が決まってて、楽しい輪を感じる事がある。
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豊岡の動物園通りにある『あすか亭』さんもそんな場所。
カウンターの隅で日替わり定食を食べていると、
常連さん同士やママさん達との楽しい会話が聞こえて来て、私もその輪の端っこに参加している気分になる。
今の話題だったり、子供の頃の話だったり、
懐かしい昭和の話しも。
とにかく、お店に集まる人達の仲が良い。

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行くと顔を会わす女性は「バランス良く食べられるから毎日のように来ちゃうのよ。」と明るい。
彼女だけでなく、集まる人がみんな明るいから、
それが自然に伝染して、こっちの気持ちも豊かになる。
食後のコーヒーを頂いて、

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さて午後も頑張ろう。じゃあ又明日!
そんな気分で、お客さん達は
カウンターから立ち上がるのかな。

「あすか亭」

旭川市豊岡12条2丁目 オフィスイナバ1F
TEL/0166-33-2059
営/11:00~なくなるまで
休/不定休

昭和の中に異国の香り スサンタキッチン

2008年の夏、オープンしたてに伺った時。

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写真はオープン当時のスサンタさん。

青い壁の色を見ながら、 「スリランカらしい色でしょ」と言っていた オーナーのスサンタさん。
あれから5年が過ぎて、 その壁も味わい深い色合いに02igusuri01
この建物とオーナーご夫妻に 癒される人も多いはず。 もちろん私もその一人。

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奥さまと2人でお店を切り盛りしています。

市内にカレー店はたくさんあるけれど、 唯一スリランカカレーが食べられるお店。
素材によってスパイスの組み合わせを変える スリランカカレー。

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(上)お好みに合わせて辛さを調節できる「辛みペースト」 (右)食後にはやさしい甘みが印象的なデザートを。

ちょっと辛めのお肉のカレーと ココナッツミルクの効いた野菜や豆のカレーを
地元産のななつぼしに盛り合わせて 変化を味わう食べ方が楽しい。

辛い物が好きな人も苦手な人も、 食べれば癖になるスパイスマジック。

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「スサンタ・キッチン」

旭川市東旭川町上兵村328
TEL/0166-36-6621
営/11:00~19:00(LO18:30)
休/火曜日、水曜日

大好きなパン屋さん「ループ」に行ってきました。

大好きなパン屋さん「ループ」に行ってきました。

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「私たちは、食べた物から出来ている」 と言うアメリカのことわざがあるらしい。
ならば、私の体の3分の1は、小麦粉で出来ているかもしれない。 とにかくパンが好き。
旅する時も必ずパン屋を探して歩く そこで、好みの一品に巡り会うと ある種、特別な人との出会いのような 感動を覚える。

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開店2周年を迎えた「ループ」で、 初めてそのパンに出会った時も同じように感じた。
2年経っても大好きなカシューナッツと胡椒のパン。 本当の名前は、ポワブルリュステックって言うらしいけれどね。

もちろん、他にもお気に入りがたくさんある。 どれも店主の土田美由紀さんの人柄が表れていて、生真面目で、優しくて、噛めば噛むほど味わい深い。特に自家製の野菜が出来る頃、限定で出されるサンドイッチプレートや庭の千両梨で作られたタルトは、その時期が待ち遠しい楽しみなメニュー。

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季節限定の「ショコラ」

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季節限定の「オランジェ」

今年は、そのメニューにフレンチトーストも加わった。 「こぐれさんのはちみつ」「前田牧場さんの牛乳」「あんふぁん農園さんの卵」そして、土田さんがこれを焼きたいからパン屋を始めたと言うバゲット。これらが組み合わされて贅沢な一皿が出来上がる。 噛みしめると口に広がる優しい甘さは、 何度も試行を繰り返して出来た配分。 パンの良さを知っているから出来た フレンチトーストは、特別な味がする。

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「天然酵母パンとカフェの店 ループ」

旭川市東旭川町下兵村388番地
TEL&FAX/0166-37-2877
営/10:00〜17:00
休/月・火曜日(祝日は営業)
【年末年始 12/30〜1/3までお休みです】

ホカホカのたいやきで身も心もあったまる〜

『おじさん、焼いておいてねー』
そんな電話をして通い始めて5年。
例年、夏は休んで、涼しくなったら再開するはずなのに、
今年は再開が一ヶ月も遅れた。

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心配したけれど、気が付けば連絡先も「おじさん」以外の呼び名も知らない。
それでも焼き台の前の椅子が大切な場所なのは間違いない。

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き立てを齧り、次々焼かれて行く天然物を眺めながら、おじさんのたい焼き話を聞くのが楽しい。
一匹づつ焼かれる一丁焼きを「天然物」と名付けたのは誰だろう?

北海道には、3軒しかない。オープンの頃使っていた型は、ヒレも顔も角があって、ほんの少し皮が厚かった。
今使われてる、中央から端に向かって薄くなっている型は、餡が多い薄皮のたい焼きにぴったりの大きさ。

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5年の間に小豆が変わり、粉が変わり、塩やお砂糖も変わって、満足いく材料に落ち着いても、毎年微調整されていく。
今年も塩の量が少し変わったらしい。実は、この変化を探すのも楽しい。
いったい求める最高のたい焼きってどんな味?おじさんが納得する日なんてあるのだろうか。
きっと、最高の味を求めている間は、焼き続けてくれるね。

 

 

 

「たいやきのかぐら」

旭川市神楽5条4丁目1-2
TEL/ 0166-63-7015
注文を受けてから焼き上げる為、
待たずに買える電話予約をおすすめします
営/11:00~18:00(あんが無くなり次第閉店)
休/火曜日