「旭川市立光陽中学校」

明るく元気に確実に育っている子供達

旭川市豊岡3条1丁目にある光陽中学校。
320人の生徒も、32人の職員も、皆明るく元気に
毎日を過ごしています。この元気の秘密を御紹介します。

03houmon09

 

卒業生2万人!

光陽中が開校したのは昭和22年。卒業生の数は2万人を越えています。多い時は全校生徒が2000人もいたことがあったそうです。現在は320人。隣にあるのは東町小学校。グランドは東町小学校と共有しています。小規模校では共有することがありますが、この規模では珍しいとのこと。東町小で運動会がある時は、光陽中の部活が中止になります。このグランド、冬は東部スケートリンクになるんです。歩くスキーもありますが、市内では珍しいスケートの授業があります。皆、この授業をとても楽しみにしています。
03houmon08

光陽中には中庭があります。去年までは中庭に出る生徒はいませんでしたが、増茂校長先生のアイディアで、集会をしている最中にこっそり中庭に白いテーブルと白い椅子を置きました。教室に戻る時に中庭を見て皆びっくり。ステキなサプライズです。それ以来、中庭に皆集まって楽しくおしゃべりをするようになりました。冬は、旭川の冬に親しむ態度を育て、和やかな空間にするために「なかに輪プロジェクト」として希望者を募り、雪だるまを作りました。子供達のことをいつも考えている先生達。そしてその思いに真っ直ぐに答えてくれる子供達。明るく元気な原動力は、こんな所にあるのかもしれません。
03houmon04

 

50年前の感動を!

光陽中では、50回目の卒業式の時に、第1期生を招待しました。母校に来て、今の生徒達を見ながら50年前の感動を思い出す…65才の先輩達。それ以来、毎年65才の先輩達を招待しています。毎年10人から20人位出席します。多い時は40人も来た年がありました。それをきっかけに同期会をする先輩達もいるそうです。
03houmon06

先輩達ばかりでなく、光陽中の子供達は地域の方々にも支えられています。例えば豊岡地区、新豊岡地区の市民委員会の方達との共同ボランティアやクリーン作戦など、子供達は積極的に参加しています。
光陽中の体育大会ではリレーや生徒会種目で縦割り種目を行っています。小学校の活動では縦割りを実践している所が多いのですが、中学校ではあまり聞きません。また、全クラス対抗百足競走は全校生徒が一斉に走ります。全学年9クラス、全員が並んだ姿は壮観です。皆でやるという意識が強くなり、仲間同士の連携も強まって行っているのでしょう。

03houmon12 03houmon11

加入率83%

83%。これは部活動の加入率。陸上部は全道大会に行き、他の部も全道目指して頑張っています。マンドリン部も伝統を引き継ぎ、豊岡地区のイベントに参加したり、福祉施設に慰問演奏に行ったりしています。中庭の白い椅子に座って奏でるマンドリンの音が、心地良く夏の日の午後に校舎に響きます。
03houmon13 03houmon10

03houmon05

小中連携の部活動体験が9月にあります。光陽中に入学予定の6年生に部活動を体験してもらいます。決まっている子はその部を、決まっていない子は興味のある部をのぞいてみます。この経験が、もしかしたら部活動加入率83%につながっているのかもしれません。

03houmon02

光陽中の屋上にはソーラーパネルがあります。環境教育の一環で、理科や技術科などの教科でも勉強します。玄関には蓄電の様子を知らせる画面があります。そのために子供達の意識も高いのです。光陽中は中学では珍しい4階建て。階段を上ると各階にはPTAの方が生けたお花が。
先生、保護者、地域の方々に温かく見守られている子供達は、確実に明るく真っ直ぐに育っています。

03houmon07

03houmon01

授業が面白い、優しい、友達のようと生徒達に人気の理科の先生。でもギャグが古い、オーバーリアクションと言われて「そんなことないだろう」と和気あいあい。趣味はスキー。バドミントン部の顧問。家では2才の男の子と2年生の女の子のお父さん。得意な料理は味噌汁。塩分濃度を測ってますと言うと「ビーカーで作りそう」と、教室は笑いがいっぱいです。