高齢者を支える第二の我が家
それは尊敬と尊重から生まれる安心感

真昼の暖かい陽射しの様に、入居者を温かく包む施設でありたい。そんな思いを込めた施設名「まひる」。同施設は食事等の生活支援の他、併設する訪問介護事業所の介護サービスが受けられる住宅型有料老人ホーム。内覧会には、地域の町内会の方々など20名余りが参加しました。

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施設はオール電化。車イスの方でも使用しやすい昇降式の洗面台、寝たままでもシャワー浴ができる設備、管理栄養士と調理師が健康状態に合わせて作る食事、看護師が常勤するなど、快適で安全安心な施設です。将来的には訪問看護事業所も開設予定で、メディカルケアに力を入れています。

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感心したのは、各部屋に表示される『まひる○丁目(号室)』と言う、ここでの住所。「お部屋は入居者さんの家」、そう何度となく言葉にした施設長の桂川政史さん。

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まひるは、入居される方にとっては一つのまち。自宅でのプライバシーを守られながら生活が営われる、住居表示はそんな理念の表れなのでしょう。
生き生きと暮らせるよう、畑を作って土に触れたり、様々なイベントを企画し、町内の人と交流する機会も設けます。「地域あっての施設なのです」と施設長。見学者も「オーナーの思いが伝わってくる」、「地域にこういった施設が出来たことを誇りに思う。私達も応援したい」と感慨深げです。
施設長は、いつもスタッフに語りかけます。「皆は仲間。一丸となって、入居者さんの幸福のためにどうしたら良いのか、常に自分に問いかけ、追求していこう」と。その『チームまひる』を引っ張る中山介護主任も、「家族のように、寂しい時や困った時に頼れ、ここにいたら守ってもらえると安心して頂ける存在になりたいと思います」と真摯な姿勢。
印象的な施設長の言葉がもう一つ。それは尊敬という言葉です。「利用者さんを尊重し、尊敬し、信頼を深めていきたい」。いくら快適な環境が整っていても、そこにプラス心が無くては、人は本当の意味での幸福感を得られないはず。その大切な心が伝わり、尊敬の中で暮らす入居者の幸福な笑顔が見えるようでした。