旭川市立千代ヶ岡小学校

旭川市西神楽3線25号にある千代ヶ岡小学校。
全校生徒16人の小さな学校ですが、毎日が本当に楽しそう。
千小っ子の毎日を御紹介します。

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きめ細やかな複式授業

JR富良野線と国道237号線が学校の近くを走り、旭川空港に離発着する飛行機が校舎の上空を飛んでいます。校庭からは雄大な十勝岳連峰を望むことができ、自然環境に恵まれた地に千代ヶ岡小があります。
平成3年に就実小学校と統合して、一時は6学級編制になりましたが、児童数の減少傾向が続き、現在は複式3学級と特別支援1学級の計4学級になっています。1年4名、2年2名、3年3名、4年3名、5年2名、6年1名、特別支援学級3年1名ですが、6年生が卒業したあと、新1年生が2名入学予定なので、4月からは全校生徒17名になります。

千代ヶ岡小は、112周年を迎える歴史ある学校です。平成10年に現校舎が完成、翌年には現体育館が完成しました。どちらも10年以上たったとは思えないくらい、きれいで清潔な校舎です。1・2年、3・4年、5・6年と複式なので教室は3つです。のぞいてみると、一番少ない5・6年生の教室は生徒の机が3つ並び、一人一人にきめ細やかな指導ができる環境。

まさにマンツーマンです。複式なので、上の学年がお兄さんお姉さんになって、ごく自然にリードし、上下の学年とも良好な関係が保たれています。そして小規模の特性を生かして、小回りのきく教育を実践しています。

例えば体育は40本のクロスカントリースキーを完備し、地域の冬の自然を満喫しています。又、プールは平成12年に建造され、市内で一番新しいプールです。ここでの真剣な水泳指導で、卒業までにはみんなが上手に泳げるようになっています。

遠足は学校専属のスクールバスを使って、キトウシ森林公園、富沢のカムイの杜、東神楽森林公園をローテーションで散策するという豪華版。このスクールバスは、10キロ離れた就実方面の生徒の登下校にも使い、中学生は西神楽中まで送迎しています。

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多彩な活動

小規模なので、地域と共に子供達を育てるスタンスで活動しています。運動会や学芸会は地域とともに作り上げ、町民文化祭や老人会にも子供達は積極的に参加しています。

今年度から特に力を入れているのが栽培活動。学校前のメインストリートには子供達によるプランターがきれいな花を咲かせています。そして熱心な世話のおかげで農作物が大豊作でした。野菜は収穫祭や家庭科調理実習でも大いに活用し、特にスイカは4日間連続お腹いっぱい食べることができ、暑さをふっとばしました。

今年は栽培が難しいメロンを作りたいという声が上がっているそうです。

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音楽を通した情操教育

昨年度から、昔軽音楽部だった校長先生(ドラム)を中心に職員バンドが結成されました。学芸会ではPTAとのコラボもあり、教頭先生が英語でクィーンを熱唱した時には大いに盛り上がりました。

先生達の発表に触発され、子供達もバンド演奏を。5・6年の3人がピアノ、サックス、ギター、ボーカルでジャズのマイフェバリットシィングを演奏。とてもステキでした。バンド名はHKD(北海道)3です。PTAは13世帯。全員が役割を持っています。親子キャンプ、餅つき、千代ヶ岡神社祭での出店体験もPTAの力なくしてはありません。

今年度から試験的に20キロ離れた旭川第一小と交流学習を始めました。アイパッドを使っての通信学習。これからも活躍しそうです。地域、PTA、職員、自然に恵まれた子供達の笑顔は本当に輝いていました。

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学校ほうもん佐藤

5・6年生の担任の澤田先生は、千代ヶ岡小に来て2年になります。
校長先生は、「澤田先生は何でもできて何でも知っている先生です」と太鼓判を押します。
真面目で誠実な人柄は、子供達の信頼度も高く、高学年のバンド演奏の指導も一生懸命。

優しい笑顔がとても素敵な先生です。