旭川市立富沢小学校
旭川市神居町富沢にある富沢小学校。
全校児童33名の小規模校ですが、勉強はもちろん
自然の中での遊びにも一生懸命。とても素敵な学校です。
富沢小の子供達の毎日の様子を御紹介します。
特認校
富沢小は、旭川市教育政策課が定めた特認校です。特認校とは本来、通学区域は住所によって決められていますが、「小規模校で子供を学ばせたい」「自然環境に恵まれた学校で子供を学ばせたい」という希望が保護者にある場合、一定の条件を付して校区を越えて入学、転学できる制度です。
富沢小は、稲作を中心とする田畑と、手付かずの森林、山並みを堪能できる田園地帯にあります。周りにはカムイの杜公園、富沢ふれあいの家、クロスカントリーコースなどがあり、旭川駅から6キロの場所とは思えないほど、自然の環境に恵まれています。この富沢の自然を生かした、特色ある教育活動もたくさんあります。春夏秋冬、野山を探索する「野山の学習」。春と夏には1・2年生は「花・生き物」、3~6年は「川」「花」「鳥」グループに分かれて野山を歩き、自然とふれあいます。素敵な発見や体験もたくさんあります。また、秋の「ふれあい宿泊学習」では、上川中部森林管理署の方を講師に招き、「どんぐり作戦」に取り組んでいます。全校生徒がどんぐりの種を紙ポットに植え、苗を学校で育て、秋に植樹する活動を通して森林を大切にする心を育んでいます。
地域とのふれあい
富沢小では、地域の家一戸と子供一人が、2年間「ふるさと家族」として交流を深めています。運動会や学芸会のプログラムを直接届け、年賀状や暑中見舞いも出しています。この結果、地域の方々は子供達の名前を皆知っています。毎年8月30日には富沢祭りがあります。全校生がはっぴを着て、富沢神社まで5・6年生が御輿をかつぎ、1~4年生と一緒に地域を練り歩きます。神社では歌や群読、作文などの発表をしたり、子供相撲をしたり。保護者は出店を出して子供や地域の方々と一緒に楽しみます。その他にも、ふれあい水田、ふれあい農園、ふれあい集会、ふれあいお楽しみ会など、楽しい催しが目白押しです。
一生懸命
勉強もとても一生懸命で、様子を見ているととても楽しそう。3・4年、5・6年は複式です。5・6年生の教室をのぞくと、学習リーダーがいて、自分達で授業を進めています。担任の先生は補助に。とてもたくましく、全員知的好奇心が旺盛。何事にも真剣に取り組み、少人数なので出番も多く、自分を試す機会も多いので、子供はどんどん伸びて行きます。
体力作りにも積極的に取り組んでいます。「富沢タイム(午前10時15分~40分)では年間を通して様々な運動をしています。マラソン、一輪車、クロスカントリースキー。それぞれ記録会や大会があり、練習の成果を発表します。特に一輪車は、全員が得意。1年生は入学して一か月位で乗り回しています。9月21日(土)に行われる「入学説明会」では、全校一輪車大会が開催されます。
この素晴らしい環境で子供を学ばせてみてはいかがでしょうか。
3・4年生の担任。4年前に特認校ということで、緊張して来ましたが、とてもやりがいのある学校。子供も親も何事にも一生懸命やるところに感動。指導にも力が入ります。富沢でなければできない体験を目を輝かせてする子供達は、勉強も一生懸命。小学3年生のお父さん。「川の学習」での経験を生かして、一緒に川で遊ぶ優しいお父さんでもあります。
平成26年度 特認校入学児童募集
入学の条件
- 旭川市内に在住し、片道60分以内での通学が可能であること
(保護者の送迎が原則) - 心身ともに健康な児童で特別な配慮を必要としないこと
- 学校や地域との連携・協力ができること
募集人数
- 1年生8名 2年生5名 3年生1名
入学説明会
- 1回目 9月21日(土) 9時〜11時10分
- 2回目 12月3日(火) 13時10分〜15時20分
※おもな内容 授業参観、入学説明会、施設案内
◎問い合わせは富沢小学校62−6207まで