届けるのは食事だけじゃありません。安否確認と笑顔の配食サービス

「一人でも多くの高齢者や介護されている方に、配食のシステムを知って頂き、お役に立ちたいのです」。こんなお手紙がフィット編集部に届きました。手紙を下さったのは、コープさっぽろで、ご高齢の方などに夕食の宅配をしているスタッフ。高齢者に役立つ宅配システムって何?気になるワードに、突撃レポートです。

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早朝4時。コープさっぽろ旭川工場で、お弁当作りが始まります。毎朝、生協基準をクリアした安全な材料を使って作るお弁当は、旭川はもとより、北見・砂川・留萌・網走・美幌など、道北エリアの多くの高齢者などに、夕食として届けられます。

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同生協が夕食の宅配システムを始めたのは、高齢化する生協組合員からの要望でした。
「買い物や料理が大変」「栄養が偏りがち」、そんな悩みに応え、平成22年から配食サービスを開始。栄養士が栄養バランスを考えた献立で毎朝手作りする食事は、外食というイメージではなく、家族の手料理という感じがします。
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お届けするのは、食事だけではありません。配食スタッフの大事な役割が、高齢者の安否確認。「独居老人の利用者が多いので、市町村と協定を結び安否確認の見守りを行っています。食事に手を付けていないなど、普段と違う様子が見られた時にご家族に連絡します」と同生協・社会給食事業部トレーナーの黒川勝司さん。
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直接配達するスタッフも、「吹雪の日に、92歳のおばあちゃんが私の為に雪はねをして待っていてくれ、涙が出ました」、「息子の様に、毎日来るのが楽しみだと言って下さり、やりがいがあります」、「いつも玄関先まで出てくる方が出てこないと心配で、ご迷惑かもしれませんが、連絡が付くまで何回も連絡を取らせてもらっています」と話します。
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価格は普通食が590円。塩分控えめの低カロリー食が498円(ともに白飯は別オーダー)。配達料金は無料です。メニューは、二種類の主菜から選べるので、魚が苦手、肉が苦手というお好みにも合わせられます。利用は、まずコープさっぽろの組合に加入(出資金千円で加入できます)。配食は月曜から土曜の間で週3回以上の利用が必要です。
栄養バランスの整った食事と一緒に、見守り、笑顔を届けてくれる。「暮らしと食の安心」は、本人はもちろん、離れて暮らす家族にとっても、本当に有難いこと。食事の健康管理が心配な単身赴任のお父さんにも、是非お勧めしたいサービスです。

 

取材協力 生活協同組合コープさっぽろ

旭川市永山12条3丁目ウェスタンパワーズ内
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TEL0120-279-949