心は強く姿勢は正しく 表情キリリ『旭川剣風会』

「うちの子、背中が丸まっていて姿勢が良くないの……」

なんて悩みを子育て中のママから聞かされることがありますが、
剣道をしている子供たちって背筋がスッと立って姿勢がキレイですよね!

普段あの少年少女剣士たちはどんな練習をしているのでしょう?

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旭川神社(東旭川)の境内・兵村記念館内にある道場で稽古に励んでいるのは、半世紀に迫る歴史を誇る『旭川剣風会』。
防具に身をつつんだ皆さんがキビキビとした動作で動き回り、鋭いかけ声が緊張感の漂う道場に響き渡ります。
「最初は6名の子供を相手にスタートしたんですよ」。
1967年(昭和42年)の創設時を振り返るのは、会長の荒川 順夫さん(六段)。

当時の出仕が旭川神社の境内砂場で子供たちを相手に稽古をしたのがはじまりでした。
徐々に近郊の子供たちを中心に会員が増え、現在会員数は大人30名、子供20名。指導部を中心に有段者による指導で、子供剣士たちもぐんぐん上達しているそうです。

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「剣道の技術はもちろん大切ですが、まず最初に教えるのは礼儀。
きちんとあいさつしたり、時間を守ったり、目上の人に正しい言葉遣いができたり、本当に基本的なことなんですけど」と道場主幹でもある荒川さん。
厳しく正しく躾をしようと子供を入会させる親御さんも多く、大人の会員の中には子供と一緒に入会して初めて竹刀を握った方もいるとか。
「野球やサッカーなど球技はちょっと苦手かな、という子供でも大丈夫ですよ」。
剣道にはまた違うセンスが要求されるのでしょうか。

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さて、毎回稽古が終了すると道場は一瞬の静寂につつまれます。そして……。
「一つ、礼節を重んじます!」「一つ、責任を全うします!」。
全員で五か条の「剣士の誓い」を唱えるのです。この清々しさって最近感じたことがなかった!

旭川神社主催の奉納大会や春季大会・秋季大会(市長杯)など「真剣勝負」の大会前には、いつも以上に厳しい稽古が待っているようですが、子どもたちがリラックスして楽しめるイベントもあるとか。
「夏休み期間中には北見(端野)や歌登など地方にみんなで遠征して、他の剣道団体と合同で稽古をしています。一泊二日ですから夜は一緒にご飯を食べて、子どもたちは楽しそうですよ」

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心と身体を強く、姿勢を正しく、そして仲間と楽しく—子供たちに何かスポーツをさせたいな、と思っているパパとママ、これまで剣道には無縁のご家庭でも百聞は一見に如かず。ぜひ一度道場で見学されてはいかがですか?

 

旭川剣風会

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