神輿にかける男前な想い 鷹栖神社神輿保存会「翔鷹」

「ソイアサー!ソイアサー!」
威勢のよい掛け声ととともに、重量500㎏を超える神輿が、はねるような躍動感とともに、夕景の街を進んでいきます。
毎年8月20日。

鷹栖神社例大祭が行われるこの日、神社に鎮座する神輿はまず「宮出し」され、鷹栖神社から旭川新道へと降りる120段超の階段を駆け下り、通称・実高通りから国道40号線を目指します。
担いでいるのは、勇壮な半纏姿の「男前な」男女約50名。周りに100名ほどの担ぎ手を交代要員として付き従えて練り歩く光景は、末広地区ではすっかりおなじみ。沿道で見学するみなさんから歓声が上がり、そそがれる熱い眼差しがさらに担ぎ手のエネルギーへと変わっていくのです。

旭川の夏を締めくくるこの一大イベントの主役が、この秋創立20周年を迎える鷹栖神社神輿保存会「翔鷹」。
「夏の間は、神輿ひと筋ですね」と笑うのは、2代目会長の山中信行さん。
勤務先の施設に翔鷹が慰問に訪れたのが縁で、いつの間にか自分も担ぎ手となり、神輿の魅力から離れられなくなりました。初代会長の誠鮨(末広東1の3)店主・佐藤 速人さんよりその職を譲り受け、今年で5年目の夏を迎えます。

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「末広の商店街を中心に発足して、本年は20周年という節目の年となりました」と語ってくれた事務局長の小椋 政和さんも、神輿に魅せられた一人です。
もちろん、鷹栖神社の神輿を担ぐだけではありません。
6月から9月のお祭りシーズンには、北海道各地の神輿団体と協力してお互いの土地で神輿を担ぐケースが多いのです。翔鷹の男性メンバーの中には、担ぎ人同士の交流の中で若い女性と知り合い、幸せな家庭を築いている方もいるとか……。

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「現在、翔鷹では新しい担ぎ手仲間を募集しています。年代、男女問いません。神輿に興味がある方ならどなたでもお待ちしています」と小椋さん。
山中さんも「神輿を担いだ経験がない方でも大歓迎です」と夏本番を前に参加を呼びかけてくれました。
いまなら、今年の8月20日鷹栖神社例大祭での担ぎ手デビューも可能。この夏、半纏姿で粋に神輿を担いでみませんか。

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鷹栖神社神輿保存会『翔鷹』
【お問い合わせ先】
090-8897-5527(大瀧さん)までお気軽にどうぞ。
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鷹栖神社例大祭
平成26年8月20日(水)神輿の出番は午後4時〜午後8時