たくさんの癒しをもたらす、 それはまるで小さな水族館

水槽の中で揺らめく水草と、その間を悠々と泳ぐ魚たち。眺めていると時間を忘れ、ホッと癒されている自分に気付きます。そんな観賞魚の専門店「アクアショップ フレンド」。創業44年の歴史のスタートは、現代表のお母様が始めた「子供の喜ぶものを集めたお店」でした。時は、昭和45年。文房具や昆虫など、子供たちが目を輝かせるものばかりを扱っていた同店。今は子供から大人までも癒す、約300種類もの観賞魚を販売しています。

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お店に入ると、そこはもう小さな水族館のようです。お店いっぱいに並べられた水槽。店内奥の倉庫には、2mほどの水槽もあり、大きな魚など様々な観賞魚が泳いでいます。「倉庫は在庫をおいているのですが、『中を見せて、見せて』というお客さんが多く、今は開放しています」と2代目の今野正和さん。その魅力に、毎日のように訪れる人も、何時間でも眺めている人もいるそうです。

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「大切な命を売りっ放しにすることはできない」、それが初代・お母様の信念でした。その思いを受け継いだ今野さんも、親切・丁寧をモットーに、「一から十までお教えします」と、魚の特性や飼育方法のアドバイスを欠かしません。大切なのは、魚が快適に過ごせる水槽の環境作り。今野さんに教えてもらいながら、フンや食べ残した餌を分解して水を浄化させるバクテリアなど、バランスの良い水質が作れれば、毎日の世話は餌を与えることぐらい。水の交換も、月に1~2回水槽の3分の1を交換する程度で大丈夫だそうです。

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また、観賞魚の元気がなくなった時にも頼りになるのが今野さん。観賞魚を診てくれる動物病院はほとんど無いなか、何十年もの経験から培った知識で、症状に合ったアドバイスをしてくれます。「早めに対処するほど、助かる可能性が大きい。店に来ていただければ、ご相談に乗りますよ」。そんな親身で丁寧な対応が、44年の歴史を繋げてこられた理由かもしれません。「お客様に守られ、育てられてきたのだと思います」と今野さんは真摯に話します。

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最近の人気は、小さなエビのレッドビーシュリンプ。わずか2㎝ほどのミクロの世界を楽しめます。また、ヒレが大きなベタもカワイイ。空気呼吸をするので、小瓶やコップなどでも簡単に飼えます。魚以外でも、ステキな器に入れておくだけで緑が楽しめる侘び草も、インテリアにオススメです。
休日には、家族連れも多く訪れるフレンド。一つの水槽を共に見つめていると共通の話題も増え、家族の絆も深まりそう。小さな水槽が、たくさんの癒しをもたらしてくれます。

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問合せ:アクアショップ フレンド
旭川市豊岡4条1丁目2・16 TEL.0166-31-5745