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第10回 プラタナス大賞

多くの応募作品の中から選ばれた
『プラタナス大賞』受賞作をご紹介します。


今回をもちまして『プラタナス大賞』は終了とさせていただきます。

第1回から第10回まで、数多くの心に響くストーリーとの出会いがありました。
多くの皆さまのご応募をいただき、心より感謝申し上げます。

 

第10回プラタナス大賞 受賞作品

〈大賞〉『おにぎり』高市 佳子さん(48際)旭川市春光

〈準大賞〉『母』流川 真理さん(52歳)上富良野町

〈三浦綾子記念文学館特別賞〉『母の預金通帳』長谷川裕二さん(54歳)苫小牧市

〈入選〉『ラブレター』五十嵐 法子さん(26歳)名寄市

〈入選〉『未来』小笠原 章仁さん(54歳)留萌市

〈入選〉『天国へ投函した手紙』鈴木 道子さん(77歳)旭川市錦町

〈新芽賞〉『いざ、ふるさとへ!』北川 琴花ちゃん(小学5年生・10歳)旭川市錦町

〈若葉賞〉『青い宝石』中野 由唯さん(中学3年生・15歳)上川町

 

作品応募状況

昨年11月から今年5月までの応募期間中に、小中学生から80歳代の方まで幅広い年代の方より61編の応募がありました。

 

審査状況

1次審査として実行委員会事務局にて20編の入選候補作を選出、その後本審査を実施。三浦綾子記念文学館副館長・斎藤 傑氏、北海道新聞旭川支社長・高田正基により各賞を決定いたしました。

 

主催

[プラタナス大賞実行委員会]

(株)北日本広告社旭川支社内

 

後援

旭川市教育委員会

旭川観光コンベンション協会

北海道新聞旭川支社

北海道新聞旭川市内販売所会

旭川シティネットワーク FMりべーる

旭川ケーブルテレビ(株)

三浦綾子記念文学館

 

  • 各賞/入選/一次選考通過作品はコチラからご覧いただけます。
    • to_sakuhin

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チラシ配信サービスは無料です。

お問い合わせ・お申し込み

株式会社 北日本広告社 旭川支社(0166-20-0007)まで。

世界のCMフェスティバル

爆笑の話題作も 感動の傑作も! 「世界のCM」を満喫!

もうすぐ3月、ようやく春が近づいてきましたねー。
さてさて、今年の3月10日はちょっと特別…私が中学時代から憧れている聖子ちゃんが51歳の誕生日を迎えるのです。

何と51歳!私も年をとるわけだ…。
で、同じ3月10日に買物公園の「カジノドライブ」で開催されるイベントが「世界のCMフェスティバル」。
そーいえば、昔は聖子ちゃんもいっぱいCMに出てたなー。ブリブリで
実はこのイベント、昨年夏に屋外で開催された時にもおじゃましたのですが、すごーくおもしろかったのです!
今年も期待大で、主催の旭川まちなかマネジメント協議会におじゃましました。

 

東京、大阪、名古屋、福岡など全国ツアーの一つとして、旭川でも3月10日に開催されます」
すごーい。ジャパンツアーなんですね。今年はどんなCM作品がそろうんでしょう?
「えーと…本来は具体的に社名をあげて説明したいところですが…某ファーストフードのCMから外車、洗剤まで様々な製品のCMをご覧いただけます」
たまにテレビの特番で見るような、思わず大爆笑の作品もあるのですか?
「そうですね、ご期待に添えるCMは…確かにありますね」
あ、その表情からすると、笑える映像がありそうですね。
「あります、あります」
ムフフ、楽しみだわ。
「もちろん、環境問題を扱った社会派の作品など考えさせられるCMも見ることが出来ますよ」
海外のCMということは、言葉がわからないんじゃ…。
「字幕付きなので大丈夫ですよ」
CMといえば、美人女優やセクシーモデルが出演する作品もありますよね、きっと。

「はい、ハリウッドの映画でも活躍する有名女優や魅力的なモデルが出ている作品にも注目してください」

うちの主人が鼻の下を伸ばして喜ぶわー。
「当日はプレゼントが当たる抽選会もあるんですよ」
ホント?何が当たるんですか?
「それはちょっと……」
教えてくださいよー。
「当日会場で……」

さあ、みなさん!新しいシーズンの予感につつまれながら、世界中のクリエーターが制作した傑作CMの数々を楽しんでみませんか?

 

■世界のCMフェスティバル

2013年3月10日(日) 開場13:30/開演14:00

カジノドライブ(旭川市7条7丁目 買物公園)

旭川まちなかマネジメント協議会
TEL 0166-74-6618

 

 

北海道旭川市七条通7丁目

旭川市立千代ヶ岡小学校

旭川市西神楽3線25号にある千代ヶ岡小学校。
全校生徒16人の小さな学校ですが、毎日が本当に楽しそう。
千小っ子の毎日を御紹介します。

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きめ細やかな複式授業

JR富良野線と国道237号線が学校の近くを走り、旭川空港に離発着する飛行機が校舎の上空を飛んでいます。校庭からは雄大な十勝岳連峰を望むことができ、自然環境に恵まれた地に千代ヶ岡小があります。
平成3年に就実小学校と統合して、一時は6学級編制になりましたが、児童数の減少傾向が続き、現在は複式3学級と特別支援1学級の計4学級になっています。1年4名、2年2名、3年3名、4年3名、5年2名、6年1名、特別支援学級3年1名ですが、6年生が卒業したあと、新1年生が2名入学予定なので、4月からは全校生徒17名になります。

千代ヶ岡小は、112周年を迎える歴史ある学校です。平成10年に現校舎が完成、翌年には現体育館が完成しました。どちらも10年以上たったとは思えないくらい、きれいで清潔な校舎です。1・2年、3・4年、5・6年と複式なので教室は3つです。のぞいてみると、一番少ない5・6年生の教室は生徒の机が3つ並び、一人一人にきめ細やかな指導ができる環境。

まさにマンツーマンです。複式なので、上の学年がお兄さんお姉さんになって、ごく自然にリードし、上下の学年とも良好な関係が保たれています。そして小規模の特性を生かして、小回りのきく教育を実践しています。

例えば体育は40本のクロスカントリースキーを完備し、地域の冬の自然を満喫しています。又、プールは平成12年に建造され、市内で一番新しいプールです。ここでの真剣な水泳指導で、卒業までにはみんなが上手に泳げるようになっています。

遠足は学校専属のスクールバスを使って、キトウシ森林公園、富沢のカムイの杜、東神楽森林公園をローテーションで散策するという豪華版。このスクールバスは、10キロ離れた就実方面の生徒の登下校にも使い、中学生は西神楽中まで送迎しています。

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多彩な活動

小規模なので、地域と共に子供達を育てるスタンスで活動しています。運動会や学芸会は地域とともに作り上げ、町民文化祭や老人会にも子供達は積極的に参加しています。

今年度から特に力を入れているのが栽培活動。学校前のメインストリートには子供達によるプランターがきれいな花を咲かせています。そして熱心な世話のおかげで農作物が大豊作でした。野菜は収穫祭や家庭科調理実習でも大いに活用し、特にスイカは4日間連続お腹いっぱい食べることができ、暑さをふっとばしました。

今年は栽培が難しいメロンを作りたいという声が上がっているそうです。

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音楽を通した情操教育

昨年度から、昔軽音楽部だった校長先生(ドラム)を中心に職員バンドが結成されました。学芸会ではPTAとのコラボもあり、教頭先生が英語でクィーンを熱唱した時には大いに盛り上がりました。

先生達の発表に触発され、子供達もバンド演奏を。5・6年の3人がピアノ、サックス、ギター、ボーカルでジャズのマイフェバリットシィングを演奏。とてもステキでした。バンド名はHKD(北海道)3です。PTAは13世帯。全員が役割を持っています。親子キャンプ、餅つき、千代ヶ岡神社祭での出店体験もPTAの力なくしてはありません。

今年度から試験的に20キロ離れた旭川第一小と交流学習を始めました。アイパッドを使っての通信学習。これからも活躍しそうです。地域、PTA、職員、自然に恵まれた子供達の笑顔は本当に輝いていました。

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学校ほうもん佐藤

5・6年生の担任の澤田先生は、千代ヶ岡小に来て2年になります。
校長先生は、「澤田先生は何でもできて何でも知っている先生です」と太鼓判を押します。
真面目で誠実な人柄は、子供達の信頼度も高く、高学年のバンド演奏の指導も一生懸命。

優しい笑顔がとても素敵な先生です。

松井引退、そして私の重い腰

寒昴 たれも誰かの ただひとり 照井 翠

句集「竜宮」(角川学芸出版)より。作者は岩手県釜石市の高校教師。あの日被災しました。日々に疎くなるのは人の常。でも忘れてはならないですね……福島も。

 

去年暮れの政権交代には何の感慨もありませんが(というのはウソで、あの面々を毎日のように拝むのは気が滅入るので、ニュースを見るのと新聞をとるのを止めてしまおうと考えている今日この頃です)、その日が近いのはわかっていても、松井秀喜の引退には、シミジミとしたまんま新年を迎えてしまいました。 高三夏の甲子園での五打席連続敬遠。ドラフトで彼の指名権を自らゲットした時の長嶋さんの笑顔。巨人のユニフォーム・ロゴが「TOKYO」から「YOMIURI」に変わった時、「どうして伝統をもっと大切にしないのだろう」と呟いたのが記事になり、ナベツネの血圧を急上昇させたという痛快なエピソードなどが思い浮かびます。去年レイズのユニフォームを着た彼が、ベンチから寂しそうにゲームを見つめる姿が今も目に焼付いています。  私の野球観戦人生(どんな人生じゃい)にとって、もう出会うことがないであろう最後のスラッガー。あとは草葉の陰で、中田翔のスウィングの成長を静かに見守ることにします。   さてと、  「あ、雪の匂い あさひかわ」というコピーを最初に見たのは旭川空港でした。どこの会社かは忘れましたが、飛行機の機体に描かれていましたね。あれを見たとき、なかなかロマンチックでいいじゃないかと思ったものですが、今は冗談じゃないよって気分ですね。今日、車線の半分を占領する雪山で渋滞する三十九号線で、前を走る軽自動車に「あ、雪の匂い」ステッカーが貼ってあるのを発見して、怒りで追突しそうになりました。  毎年のこととはいえ、北国の人は実に辛抱強いと思います。真偽のほどは定かではありませんが、排雪の遅れは、作業に必要なダンプカーの多くが東日本の被災地に行ったまま戻らないからと聞くと、あげた拳の収め場所に困るじゃありませんか。

我が家の古いカマボコ型車庫が、雪の重みにじっと耐えています。「我が車庫よ永遠なれ」とは思えども、私の腰は重く、なかなか除雪モードに入りません。十二月の半ばに一度降ろしてから約ひと月、またもや一メートルの厚さになっているというのに。しかも三日夜の暴風(雪)のおかげで雪は屋根からはみ出し、まるで北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」のようにもんどりうつような有様です。  水は一立米で一トンの重さがありますが、雪はそんなには重くないですよね、きっと。アバウトに重さが水の半分だとすると、約二十平米の車庫に一メートルの雪が積もっているとしたら、二十×五百キロで約十トンもの重さになります。私は屈強頑健なばんば馬が十頭、車庫の上に寝そべっている光景を想像し、思わず「動くな!」と叫びたくなりました。  道理より物理が苦手な私でも考えました。あのカマボコの形は平面に堆積したものより重力(万有引力)を分散させてくれるからまだ耐えられるし、ニュートン先生もお墨付き…なんてバカを言ってないで、さっさとこの原稿を仕上げ、除雪に取り掛からねば。何せ車庫には、一九九九年型メルセデス・ベンツE二四○アバンギャルドが眠っているのですから。

いったい我が車庫は「永遠」なんでしょうか、って他人に訊くな。

体罰の是非(前編)

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私の長男が中学生のころ、妹たちに向かってよく言っていた面白い言葉があります。

― 「お前らはいいな。おやじもやさしくなったから。オレだったらもう今ごろぶっ飛ばされていたわ」―これは三人の妹たちの誰かが、私が怒りそうな、あるいは叱られそうなことをやったときに言ったものです。
この言葉が面白いというのは、私たち親も、実は子供と一緒に親として成長しているということを如実に示しているからです。

体罰をすべきかどうか。私はどちらでもいいと思います。要するに「やる」か「やらない」かです。「やらない」と決めたのなら、やらないこと。「やってもいい」と思っている場合にはそこに一貫性が必要です。

つまり「やる」場合、同じ程度の悪さをしたにもかかわらず、ある時は簡単に許され、ある時はひどく叱られるというようなデタラメなことをしないこと。

また、どちらか一方の親が子供を叩いたとき、もう一方の親が〝ちょっとやり過ぎだ″と思っても、その場はじっとこらえていること。うっかり、「そんなにまでしなくてもいいでしょう」と言ってしまったり、さらにはそのことが原因になって、「お前の育て方が悪いんだ」などと子供の前で口論になったりすると、その体罰はなんの効果もないどころか、かえって悪い結果をもたらします。子供の目の前で、今やった体罰について両親がやり合うのはいけません。
それは子供にとって、自分に対する教育方針と責任の所在が一貫していないことを見せつけられることであり、子供から見ると両親が頼りなく見えるのです。

しかし、〝しまった、やり過ぎた″と思うような時も実際にはあるものです。
そのような時、「ごめんね、よしよし」と、今やった体罰に親が反省した態度をすぐに示してはいけません。これをやると、その体罰自体が無意味なことになってしまい、子供は「悪くなかったのに親が間違ってやった」と思い、最悪の結果となります。親としてはつらいかも知れませんが〝当然だ″という顔をしていることが肝心です。

ここで、体罰について確認しておかなければならないことがあります。それは体罰によって物事を教える、あるいは悪い行為を中止させることができるのは子供に対する愛情に自信のある場合、すなわち「愛の強制力」を行使できる親に限る、ということです(連載第四十九回参照)。愛の希薄な親子関係では体罰は虐待と同じことになります。たとえば次にあげるような経過をとっている場合です。

一.親子の関係が友達のようになっている場合

二.子供の要求をとめどなく容認する育て方をしている場合

三.連載八十一回、八十二回で述べた、アタッチメント形成不全を発生させる七項目のどれかをやっている場合

このような親子関係で体罰を行うと、それは単なる家庭内暴力でしかなく、躾にも教育にもなりません。

母の役目

年末年始は家族揃って過ごすものだと思っていた。娘が東京の大学に行っている時も、クリスマスに帰り、お正月を過ごして戻って行った。ところが就職した娘は、休みがないから帰って来ないという。これは一大事だ。結婚した時はおばあちゃんがいた。娘が生まれて四人になり、おばあちゃんが亡くなって三人になり、そして今年のお正月は、結婚して初めて夫婦二人で過ごすお正月になった。おせち料理を作るのも張り合いがない。

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そうだ。送ってあげればいいんだと気付き、クリスマスが終わってから準備を始めた。ローストビーフ、煮豚、キンピラゴボウ、旨煮、イクラ、タコ、タラコ、ハム、かまぼこ、黒豆、数の子、鮭とば、お餅、餅焼き網。一月一日が休みだというので、一日の午前中に着くように、もし吹雪いて遅れたら困るので、一日早く送った。

ところが送った翌日、娘から「インフルエンザ中」というメールが来た。かわいそうにと様子を知りたくてメールをしたら、「一日まで仕事行けないからそっとしておいて」と返信が来た。年末の喧噪の中、熱を出して寝ているのか。

それなら一日到着ではなく、もっと早く荷物が到着するようにすれば良かったと思ったが、もう遅い。やきもきしているうちに元旦になり、娘からメールが来た。
「届いた。ありがとう」……それだけかい?あれがおいしかったとか、これも入ってて嬉しかったとか感想はないのかい。
娘の性格を一番良く知っている私なのに、過剰に期待をした私が馬鹿だった。

でも大丈夫そうで一安心。一月五日に札幌の自宅の除雪に行った。いつもは三人でやる除雪。今年は例年より雪の量が多い。玄関前の雪の山を写メで送ったら「ウケる」だって。おまけに「休みで浅草に来てる」だって。
心配してたのに。その後、また音沙汰がなく、しつこいメールに返事が来たのは一月二十三日。「もう元気だよ」って。そりゃこれだけ日にちがたてば元気にもなるさ。

そういえば、私も大学生の頃、母からしょっちゅう手紙や荷物が届いていたのに、ろくに返事もしなかったっけ。ついには出張のついでに父が様子を見に来たこともあったっけ。
渦中にいると、親の有り難みなんて気が付かないものだ。でもふと立ち止まった時や、困った時には思い出す。母に言えば何とかなるだろうと、絶対的な信頼感を持っている。それでいい。
母はいざという時の子どもの守り神なのだ。

一月末に娘からメールが 来た。「また風邪ひいた。なんか栄養のあるもんください」何がほしいのかと聞いたら「洗い流さないトリートメントとサッポロクラシック、カップ麺」これは栄養のある物ではない。私は御用聞きか。

でもいそいそと送る私。またメールが来た。「ラフォーレバーゲンだよ。変な服あったら買っといてあげる」こんなメールでも喜んでいる私。
どんな変な服が届くのか楽しみだ。娘のことだから、本当に変な服かも知れない。