胃ぐすりなら結構です。

「本草」で薬膳のコースを頂いて来ました!

暖房が必要な頃になると、切実に冷え症の身が辛くなる
そんな時に思い出すお店「本草」で薬膳のコースを頂いて来ました。

11igusuri02

果物から始まって、鍋のお出汁で作るおじやまで、どれだけの食材が使われているのだろう。

かすかに甘くて奥深く優しい味がする物やピリッと辛みのきいた物。

11igusuri03

ハーブや中医薬膳学を本格的に学んだオーナーの作るお料理は、どれもが、体の隅々まで行きわたり、心身共に癒やされる。

11igusuri04

笑顔が素敵な
オーナーの池田繭美さん

 

11igusuri06

一品一品の
器もステキ。

事実、食べている最中、顔から汗がジワリと湧きあがり、食後にはお腹の中央から熱くなって、2時間後にはお腹が空いていた。大量に食べた物は、いったい何処へ?

11igusuri05

和尚に会えました!

11igusuri07

少林寺拳法、気功、体の事、料理、絵、書…本職は?と思う程全てに卓越している和尚。時々、本草でも会えますよ。

 

11igusuri08

 

身をもって感じると食べ物の大切さが良く解る。

合間にオーナーから教えて頂いた、喜・思・恐・驚・努・悲・憂の「七情」と内臓の関係や
調理の仕方で変わる食材の効用など、聞けば聞く程面白い。

本格的な冬の前に自分の体を労わる事も大切な冬支度かも。

 11igusuri01

 

「薬膳&ギャラリー Honzou  本草」

旭川市東旭川北1条2丁目1-22
TEL/ 0166-74-5568 営/11:00〜19:00
休/月曜日、第1・第3火曜日

「羊をめぐる冒険」の地へ

20年ほど前、夢中になって読んだ 村上春樹の「羊をめぐる冒険」。
作品に書かれている羊博士の牧場がある

「十二滝町」にそっくりな地が美深の奥にあると言う。
『旭川の近くで支線に乗りかえ、3時間ばかり行った所にふもとの町があった。』
こう書かれた場所が美深町ならば そこから20キロ東に向かった、十六の滝がある
住民70人の仁宇布が「十二滝町」かもしれない。
秋の始まりの頃、その地を訪れてみました。それも最悪なお天気の日に。

村上春樹ならば、「やれやれ」って書くかな。

10igusuri02

宿泊したのは、毎年村上春樹作品の朗読会が行われている「ファームイン・トント」。
農林漁家民宿おかあさん100選に選ばれた、気さくで楽しい奥様がきりもりしてる。

10igusuri06

夕食は、生ラムジンギスカン

 

10igusuri0110igusuri04

▲廃線になった美幸線のレールを使った往復40分のトロッコの旅が楽しめる「トロッコ王国」

10igusuri03

10igusuri05

僕が探していた背中に星の
斑紋をもつ羊が彼だろうか?

 

伺ったその日は、美深町民大運動会の前日、今年で第58回目の歴史ある運動会。昨年の大会を制した仁宇布地区では、この日も運動会に向けて練習を積んでいたようで、結果はなんと今年も優勝。美深町仁宇布、土地も人もやっぱり何かある。

 

 

「ファームイン・トント」

北海道中川郡美深町仁宇布660
TEL/01656-2-3939
http://matsuyama-farm.com/

留萌でしか作れない超強力小麦をめぐるツアーに行ってきました!

輸入小麦を道産の物に変えていこう という道の事業『麦チェン!』
その動きが留萌では、生産・加工・販売の地域ぐるみのプロジェクト『留萌・麦で地域をチェンジする会』
と言う名の独自の取り組みとなっていた。

青い海と空に広がる赤銅色の穂が美しい

青い海と空に広がる赤銅色の穂が美しい

09igusuri08

留萌のゆるキャラ「カズモちゃん」がお出迎え?

留萌のゆるキャラ「カズモちゃん」がお出迎え?

 

平成21年、小麦「北海259号」は、最初に小平の農業者、林寛治さんの手に託され、初めて0.5haの畑で栽培された小麦はデュラム小麦に負けない弾力、豊かな味わいの超硬質小麦となった。
09igusuri04

 
 

これが、のちに留萌の夕日に映える小麦をイメージした「ルルロッソ」と名付けられ、
今では7戸の生産者、9haにまで広がっている。
09igusuri03

 
 

日本人に合う、美味しいと思えるパスタを作りたいと願っていた留萌の株式会社フタバ製麺の創業者、仲田尊美さん(左)と息子の隆彦さん(右)に引き継がれた「北海259号」は生パスタとして生まれ変わる。

09igusuri09

 
 

生パスタ、食パンどちらも魅力的な商品。おみやげにもいいかも!

地元の飲食店や各地の道産食材店で広く扱われている、フタバ製麺さんで作られる生パスタ「ルルロッソ」

地元の飲食店や各地の道産食材店で広く扱われている、フタバ製麺さんで作られる生パスタ「ルルロッソ」

増毛の国稀さんの酒粕と共にパン屋スカンピンさんによって焼かれた食パン「高嶺の華」

増毛の国稀さんの酒粕と共にパン屋スカンピンさんによって焼かれた食パン「高嶺の華」

 
 

どれもが、何処にでもある物ではなく、全て留萌で生産された真似の出来ない品質と関わっている人々の熱い思いが伝わる商品ばかり。近い将来、「超硬質小麦は留萌産」と言われる日が来るかもしれない。

09igusuri10

 

「留萌・麦で地域をチェンジする会」

地元自治体・生産者・農協・製麺会社・飲食店などが中心となり平成22年3月設立。
「小麦を地域の活力に!」という熱い思いを胸に、留萌ならではの小麦生産、商品開発に取り組む。

「和のオーベルジュ」で夏の美瑛ステイを満喫!

 

旭川・上川を食べて、食べて、食べ尽くす! おいしいもんパトロール

title_8

雪解けの頃計画して、やっと行けたのは新緑に十勝岳が美しい時期。

1308fitigusuri2

近郊で一番好きな場所、全3室定員8名の小さなお宿「一凛」。

 

 1308fitigusuri002

いつも素敵な笑顔の奥様に迎えられ、囲炉裏の間でお茶を頂きながら
日常から離れて、ちょっと贅沢な一夜が始まる。

アスパラのサラダ仕立て

アスパラのサラダ仕立て

 ご主人が紡ぎ出す『蝦夷会席』と称するお料理は、北海道の
豊富な食材に京都から送られてきた旬の野菜も加えられた
一凛さんならではの蝦夷と京の融合。

1308fitigusuri004

旬の北海道を満喫できる『蝦夷会席』こだわりの器も魅力。

1308fitigusuri005

赤と黄色のコントラストが美しい!

一皿一皿の味わい深さももちろん、出汁の美味しさに目を見張る。
きっと、ここには魔法が使われているに違いない。

 

1308fitigusuri006

お刺身の奥に風情ある囲炉裏。
和モダンな雰囲気につつまれ時間がゆっくりと流れる…。

この一膳にもご夫妻のこだわりとおもてなしの心がこもっている。
そんな気配りの一つ一つが上質の心地よさを創り出しているのかもしれない。

1308fitigusuri08

朝は、一杯のグリーンスムージーから

1308fitigusuri07

この朝食にも泊る価値がある

 

旅立つ人は、また大切な人を連れて行きたくなる。そんな至福を味あわせてくれる宿。

 1308fitigusuri11

和のオーベルジュ
お宿一凛

北海道上川郡美瑛町美沢早崎
TEL/ 0166-92-5517

http://oyado-ichirin.com/

上川郡美瑛町美沢早崎

3人のチカラで コストパフォーマンス高し

 

旭川・上川を食べて、食べて、食べ尽くす! おいしいもんパトロール

title_8

お久しぶり~と暖簾をくぐると笑顔のゆみさんから「野菜炒めかい?」と返って来る。

ゆみさん

ゆみさん

久しぶりに行くと必ず食べる野菜炒め。それにしようかと考えていると
「近頃は、ジンギスカンだよ」 とカウンターの向こうで板長がつぶやく。
07igusuri08

板長

板長

じゃあ両方食べる。と答えると、
「それは無理だって、野菜炒め風のジンギスカンにしてやるよ」と出てきたのが写真の定食。
相変わらず小鉢が多いし、必ずおやつも付いてて630円。小鉢もおやつも何が出るかはその時の楽しみ。

07igusuri09

野菜いため風ジンギスカン

野菜いため風ジンギスカン

世間話をしながら食べていると、お寿司を握りだす板長。
午後4時から握り寿司が毎日一貫52円と回転ずし並みの価格になる。
家族連れも多いから、これがよく出る。じゃあ私もって事で握ってもらう。もちろんお寿司は別腹でしょ。
07igusuri0407igusuri10ついでにカツ丼も注文してみる。
注文してからお肉を切って揚げるこのカツ丼は、お勧めの一品。汁少なめにしてもらうのが私流。

低価格で提供できるのは、この大きなお店を3人で切り盛りしてるから。その3人の仕事のバランスも絶妙なのよね。
07igusuri05

ばんちゃん

ばんちゃん

 

八戸

旭川市大町2条13丁目
TEL/ 0166-51-9150
営/11:00〜14:00 ・16:00〜23:00

旭川市大町2条13丁目

15丁目、銀座デパート、昭和の香り。

 

旭川・上川を食べて、食べて、食べ尽くす! おいしいもんパトロール

title_8

ドアを開けると掘り出し物がたくさんありそうな15丁目の銀座デパート。その中に超掘り出し物なお店がある。

06igusuri06

おはぎが1つ65円、桜餅が1つ70円なんて破格な値段のお餅やさん。
この安さだと 「全種類ください」って言えるから嬉しい。

06igusuri0706igusuri01

「(自分たちが)食べていければ良いから」 とおっしゃるご主人(通称会長)は83歳。
10年前に心臓の手術をしてから、どんどん若返ってるとか、確かに話し声も肌もツヤツヤ。

06igusuri0206igusuri08

その手で毎日作られるあんは、いじらずにじっくり煮る田舎炊き。だから粒が生き生きしている。
これが、桜餅にもおはぎにもたっぷり使われてるからたまらない。

販売を担当している看板娘のよしえさん 作業場にはよしえさんの書いた言葉

販売を担当している看板娘のよしえさん
作業場にはよしえさんの書いた言葉

06igusuri04

結局、「全部下さい」って事になる。せめて一度に食べないようにしなきゃね。

 

餅菓子の店 笹屋

旭川市4条通15丁目銀座デパート内
TEL/ 0166-22-2922
営/9:30〜17:00(無くなり次第閉店) 休/日曜日

旭川市4条通15丁目

ディープ住吉を見たか

 

旭川・上川を食べて、食べて、食べ尽くす! おいしいもんパトロール

title_8

先月に続き又々入りずらい入口、尻ごみしないで靴を脱いで一声かけて奥へね。別に靴を脱いで入るお店が好きな訳じゃないけれど、なぜかそんなお店に吸い込まれてしまう。実は、さんちゃん亭のカツ丼が好き(※1)。
8_2013_04_01

基本は居酒屋なのに、食事だけでも対応してくれるから飲まない私にはありがたいお店。何を食べても美味しいけれど、一番の売りはちゃんこ鍋。鍋ってどこでも2人前からだから注文しずらいよね、でもここは意を決して注文しちゃった。

8_2013_04_01

出来上がりを待ってる時間も楽しいちゃんこ鍋。鶏出汁が効いてるから、〆の麺が格別

さんちゃん亭の食べ物は、なるべく地場の食材を使い、マスターがこだわって作った物ばかり、ちゃんこの出汁も鶏つくねもしかり。ママが目の前で作ってくれるのを眺めながら、肉味噌サラダをつまむ。つくねもつまむ…。つまむ…。つまむ…。

8_2013_04_01

辛タレに卵が絡んで絶妙な味わいのつくね、これで丼ご飯いけちゃうよ。

8_2013_04_01

レタスの量が半個分で包んで食べる肉味噌サラダ、小食ならこれで満腹かも。

8_2013_04_01

苦手な人も食べられる癖の少いレバーの唐揚げ、苦手な人、だまされてみない?

あれこれ食べてTVを見ながら、結局閉店近くまで居ちゃう。きっと、この部屋に来たら、そんな風にくつろいぐ人多いだろうな。

 

※1 時々カツ丼部活動やってます。その活動はいつかの記事に。
8_2013_04_01

 

さんちゃん亭

旭川市住吉4条1丁目8-10
TEL/ 0166-51-9193
営/18:00~22:30(LO22:00)
休/月曜日

旭川市住吉4条1丁目8-10

 

とつげき!隣の「台湾料理」

 

旭川・上川を食べて、食べて、食べ尽くす! おいしいもんパトロール

title_8

2013年4月号から新連載。 気分はいつも一食入魂、美味しいものを求めて東奔西走。
そこに美味がある限り国境線も越えて行く。と、いうか、そんなに食べて大丈夫なのか?

入り口を入る時「お邪魔します」と言いたくなるお店が末広にある。「台湾家庭料理の琳」さんがそこ。
中は、間違いなく昭和の家庭の雰囲気。
いつも頂くのは定食。ここで何定食にするか悩むのよ。胃袋とお財布に余裕が有ったら(メニューの)上から全部と云いたい所だけれど、そうもいかない。悩んだ末にたどり着いたのは、酢豚定食。

8_2013_04_01

アボガドとエビの春巻きには、お豆のソース。甘くてちょっとだけ辛い不思議に後引くソースなの。このお豆つまんでお酒飲めそうよ。

8_2013_04_03

8_2013_04_02

白菜の中華煮とスープと酢豚、この酢豚がお馴染みの中華の感じとちょっと違う。
油の量も少ないあっさり目、おふくろの味と言えそうな中華。

 

8_2013_04_04

神居の農家さんから仕入れているお米も美味しいから、
食べ過ぎ注意といつも思うのに…

8_2013_04_03

8_2013_04_06

ちょっと甘味のある台湾ベーコンが効いてるおこわ。鶏の油を使っているから、こってりだけどあっさり、後から五香粉がついてくる。このちょっと漢方くさいスパイスが大好き。

初めて琳さんで食べるなら定食がだんぜんお得。ちょっと欲張りな日は、定食の他に一品を2人でシェアーするくらいで充分満足。
もっと欲張りな日は、心のおもむくままに琳さんと相談するのも良いかな。(J)

8_2013_04_07

8_2013_04_08
8_2013_04_09

琳(りん)

北海道旭川市末広2条7丁目
TEL/ 0166-57-0370
営/11:30~14:00
17:30~21:00
休/木曜日

旭川市末広2条7丁目1-24

 

8_banner